暦の上では・・・
すでに立夏をだいぶ過ぎ、もう完全に初夏だと思っておりましたら、この一週間はお天気もすぐれず気温も低く、もう寒いのなんのってあーた、まだ仕舞っていなかったファンヒーターを点けてしまいました。
まったく原油価格が益々高騰しているというのに、貴重な灯油を使ってしまいました。あー、もったいない。
もったいないと言えば、トイレットペーパーの最後のところどうしてます?
トイレで用を足してトイレットペーパーに手を伸ばせば、もう紙がないらしく、芯からわずかに2~3cmが垂れ下がり、あとは芯の部分に巻きついたまま動く気配を見せないペーパー。
そこで芯に巻きついた部分をはがしにかかるのですが、部分的に接着してあるらしく、ビリビリとむなしく切れてしまい、すべてを取り去ったときには手の上に切れ切れになったペーパーがヒトカタマリ・・・
まあペーパーは予備のロールがあるので、お尻を拭くには特に困らないのですが、困るのはこの手の上のヒトカタマリです。どうしましょう?
そのまま便器に捨ててしまうのはもったいないですし、かといってそんな切れ切れのものを重ねても所詮は烏合の衆、拭きにかかったその瞬間、やぶれて指が・・・あのお・・・そのお・・・ですよ。
誰か妙案がありましたらぜひお教え下さい。
そしたらこの場でその方法を発表するとともに、広く世間一般に広めるべく声を大にしてご提唱申し上げます。
うん、こうしよう!
と。
えーと、
爽やかな季節とは思えない話題になってしまいましたが、これも時ならぬ寒の戻りのせいと言うことで、すべて水にお流し下さいまし。
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
さて、今年の私の仕事場の暑さ対策「緑のカーテン計画」なのですが、二階の窓のはるか下に植られた4本のキュウリの苗、その名も「夏すずみ」は、その後も順調に成長を続け、今では地上50cmくらいにまで這い上がって来ております。
しかし最初の頃の成長振りからすると、なんだかちょっと物足りないです。
なにしろ最初は一週間で倍ほどの成長を見せましたので、それから見るとどうも成長が遅いように感じるのです。
まあ地上50cmと言っても、ツルはくねくねと蛇行するように伸びていますので、そいつをぴーんと真っ直ぐにすれば、もしかしたら70cm、いや65cmくらいかな・・・とにかく50cmよりは長いはずなのですが、無理に伸ばすと返って生育に影響を及ぼそうと言うものです。
あー、そうそう。これは子育てなんかも同じだと思います。
あまり手を掛け気を掛け期待を掛けすぎると、子どもは本来の能力を出し切れず、返ってくねくねと蛇行をしてしまいグレてしまうかもしれないのです。
私も先日、キュウリの苗を買ったときに付いていた添え木を外しました。
添え木は苗がまだ小さく弱いときには必要ですが、苗の生長とともに不必要、いえ、返ってジャマになって来るのです。なんせテープでキュウリのツルを添え木にくっつけているわけですよ。そりゃあぴったりではなく、かなり余裕を持たせて留めてあるのですが、それでもある時点から苗の生長の障害になって来るのです。
なので子育ても子どもの成長を見極めつつ、次第に親の加護というテープを外して行ってあげることが肝要だとおもーのであります。
えーと、
子育て論じゃなくてキュウリなのです、キューリね。
そんなわけで私のキュウリは今のところほぼ順調に育っているのですが、実はその苗を植えたすぐ横に小さな柿の木が植わっていて、そいつも初夏の太陽に向かって日に日に枝を伸ばし、葉を茂らせて来ているのです。なので私のキュウリの苗の一部が柿の葉のせいで、日照条件が悪化して来ているのであります。
私はどうしたもんかと、柿の枝をちょっと引っ張ったりしながら日当たりの違いを検討していたのですが、ふと今つまんでいる柿の枝の先を見れば、なにやら黒い小さな物体が張り付いているではありませんか。何でしょう?
はい、その黒い小さな物体は、毛虫だったのです。ケムンパスでやんす。
自慢じゃあありませんが、わたしゃ何が嫌いって、毛虫が大っ嫌いなのであります。あの全身毛だらけの姿を見ると、もうムシズが走り全身総毛立ち、自分が毛虫状態になり、その姿を見て益々ムシズが突っ走り回るのです。
なので私は長年努力をして、自分の頭髪を減らして来たのです。もうだいぶ減って来ました。あー、よかったよかった。
しかしこの際毛虫を怖がっている場合ではありません。このままでは私のキュウリも毛虫に食べられてしまうかもしれないじゃあないですか、ってか、キュウリの所に行けなくなってしまいます。
そこで私は意を決して「毛虫殲滅作戦」を慣行することに致しました。
武器は割り箸とサンダルの底です。つまり毛虫を割り箸でつまんで地べたに落とした後、サンダル(履いてるやつです)の底でぐりぐりと執拗に陰湿に変質者のようにつぶしてしまうのです。
でもってそんな風に私は7匹ほどの毛虫をやっつけてしまったのですが、その時脳裏に「一寸の虫にも五分の魂」という言葉がよぎり、するってえとなにかい?あっしは7匹X五分で35分の魂を葬ってしまった罪深き男なんでございますか?と少々後悔の念に似た感情が湧き上ったのでごぜえます。
そこで私は机の引き出しから「慣用句・ことわざ辞典」というもので、先の「一寸の虫~」を調べ直してみました。
するとそこには、
「どんなに小さく弱い者にもそれ相応の意地があるから侮ってはいけない」
とあるではありませんか。
ほおほおなるほど、そうするとこのコトワザは、小さいものでもちゃんと尊重し優しくしてあげなさいよ、と言ってるのではなく、小さいものにも油断せず気をつけなさいよ、と言ってるのですね。
そういえば、ライオンはネズミ一匹捕らえるにも全力を尽くす、なんてことも聞いたことがあります。
というわけで、これからも私は柿の木に毛虫を発見した際は、そいつを割り箸でつまみ地面に落としたのち、陰湿なる執拗さでぐりぐりしちゃうのであります。許せよ。
さて、ようやく週末になり初夏の日差しが戻って参りました。
今日は久々に窓を開けて仕事ができそうです。毛虫が窓から入ってこないことを願いつつではありますが・・・
それでは今週はこの辺で失礼致します。
また来週、このメルマガでお目にかかりましょう。
ごきげんよう!