ゴアにはたくさんのビーチがあるのですが、私はアンジュナ・ビーチ(しかもバス停付近の岩場のみ)にしか行ったことがありませんでした。
そこで今回は「いっちょ別のビーチも覗いてみようか」と思い立ち、カラングート・ビーチへ行くことにしたのであります。カラングート・ビーチはパナジからバスで1時間ほどかかりますが、料金は12ルピー(約24円)しかかかりませんでした。でもなぜか帰りは10ルピー(約20円)とさらにお安く、ちょっと得した気分でした。
あっ、もしかしたら往きが損したのかも・・・
パナジを出発したバスは一路西へ進み、海の近くまで行ったところで北へ進路を取ります。
つまりそこからは海岸線に沿って北上することになるわけですが、道から海が見えるというわけではありません。
しかしカラングート・ビーチに着くまでにもいろいろなビーチ(の付近)を通り過ぎて行き、各ビーチの近辺ではお土産屋やおしゃれなレストランなどが建ち並び、リゾートに来た外国人観光客の姿なども見受けられ、それを見るだけでもちょっとウキウキしたりするのです。さて、いよいよバスはカラングート・ビーチに近づいたようなのですが、夏の海辺にありがちな混雑は、こんな南インドの片田舎にもあり、バスはなかなか前に進まなくなってしまいました。もちろんエアコンなど付いていないバスですので、こうして渋滞にはまると暑くてどーしょもないったらありゃしません。
最後のアプローチのもたつきで若干イライラしてしまいましたが、バスを降りて青い海を見た途端、そんなことはすぐに忘れてしまいました。それにしても同じゴアのビーチでも、のんびりとしたアンジュナ・ビーチとはだいぶ違い、海へと続く道の両側には、たくさんのお店やレストランが建ち並んでいて、人もたくさん繰り出しています。
ビーチには海の家風の建物がいくつかあって、そこではビールが飲めるようです。またパラソルとベンチのセットもたくさん用意してあり、それらはだいたい100ルピー(約200円)で借りられます。
さらにパラソルの間を物売りやマッサージのおばちゃんなどが常にウロウロしていて、お金さえ出せばベンチに寝転がったままでビールを飲んだり、体をもみほぐしてもらったりと、まるで王侯貴族のような生活ができるのです。
とにかくここはかなり人気のあるビーチのようでとても人出が多く、それがまたリゾート気分を盛り上げてくれるのですが、その一方では水上バイクやモーターボートなどを使ったアトラクションもなかなか盛んでありまして、それらが出すけたたましい音はにぎやかを通り越して実にやかましいのであります。なのでここは、静かにのんびり過ごしたいという人には不向きで、にぎやか好きの寂しがり屋の人にオススメのビーチなのであります。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]