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2007年3月13日:現地発信メルマガ「インドからこんにちは」38

         
  • 公開日:2022年8月1日
  • 最終更新日:2022年8月5日

本日もデリーからお届けしております。

まずは初めに、昨日のメルマガで「ホテルがオーバーブッキング」と書きましたが、よくよく聞いてみると、部屋の配管設備の不良が原因で、急に受け入れができなくなったことだということでした。
ホテルの名誉のため、ここにご訂正申し上げます。

さて、

昨日は朝からの雨模様で、電車&徒歩の活動が危ぶまれたのですが、ホテルを出る直前に奇跡とも言える青空が広がり、私の輝かしい前途をさらに照らしてくれたのであります。

私の滞在するカロルバーグという地域は、もともと大きな商店街がありにぎやかなところではあったのですが、デリーメトロの開通でさらに活気が出て来たようにも思えます。
そんなデリーメトロのカロルバーグ駅を目指し歩き始めた私でありましたが、雨が上がったとは言え、道路は至る所に大きな水溜りができており、そこを車やらオートリキシャやらバイクやらサイクルリキシャやら犬やらがわらわら通るものですから歩きにくいったらありゃしないのです。

それでもようやく(まあ歩いて10分ほどなのですが)駅に到着すると、そこはもう近代設備の整った別世界です。さすがに駅舎の中には水溜りはありませんでした。

ところがそんな別世界であるはずの駅の切符売り場は、自動販売機ではなく係員が窓口で対応するという方式なのです。
まあ考えようによってはその方が、機械の取り扱いに慣れていないお年寄りなどには優しいのでしょうが、それでもお年寄りは窓口でかなりもたついていて、ひとつしか空いていない窓口には、瞬く間に長い列ができてしまいました。
どうやらデリーのお年寄りは、電車自体に慣れていないように見受けられたのであります。

無事に切符(デリーメトロはトークンというICチップ入りのコインです)を買い、厳重なる所持品検査を終えると、いよいよ自動改札を抜けホームへと出られます。

デリーメトロはその名の通り「地下鉄」ではあるのですが、総営業距離から見ればそのほとんどが地上の高架上を走っていて、ここカロルバーグ駅も高架上にあります。どうりで水溜りがないはずです。

電車はすぐにやって来ました。
ホームに滑り込んで来た電車の車内を見ると、おっ、なに、かなり混んでるじゃあありませんか。以前乗ったときは、こんなじゃなかったです。がら空きとは言わないものの、外の風景ぐらいはぐるっとどこでも見放題でした。
ところが今回は人の頭が邪魔をして、ぜんぜん外が見られません。せっかく巨大ハヌマーン(猿の姿の神様)を拝見するのを楽しみにしていたのに、実にがっかりです。
時間はちょうどお昼ごろでしたから、通勤時でもないと思うんですけどねえ・・・

私はその日、オールドデリーに向かっていましたので、カロルバーグから三つ目の駅ラジブチョークで乗り換えました。
ここで私が乗って来た路線とほぼ直角を成す形で、別の路線が走っているのです。

さすがデリー中心部にして乗換駅のラジブチョーク。私以外にもたくさんの人がわっと下車し、どっと別路線に向かい、がっと次の電車に乗り換えて行くではありませんか。

ちなみにこのデリーメトロでは、各路線(現在は3路線が営業)が色で表されておりまして、まず最初に私が乗って来た路線が「ブルーライン」、これから乗り換える路線が「イエローライン」そしてもうひとつ、オールドデリーを東西に貫く路線が「レッドライン」という具合になっているのであります。でもそれらを、わざわざ和訳するってえのはくれぐれもおやめくだせえ。

結局この日私はデリーメトロのチャンドニーチョーク駅で降り、オールドデリーの超繁華街をずずずと進み、チョウリバザール駅から再びデリーメトロのお世話になりました。

チョウリバザールから乗った帰りの電車も老若男女で混みあっており、さらに乗客の中に大きなアルミ製の牛乳缶を運搬しているおじさんの姿などを見かけると、デリーメトロはすっかりデリー市民の新しい足として定着しつつあるのだなあと感じたのでありました。

それでは、今日はこの辺で失礼致します。

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