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性格はあまり悠久とは思えないのである:当世インド人気質とインド

         
  • 公開日:2013年12月19日
  • 最終更新日:2022年7月25日

よく「悠久の国インド」と言うが、インド人そのものに関して言えば結構せっかちである。
もちろんインド人にもいろいろな性格の人がいるし、住む地域や環境、それから所持金の額などによってもだいぶ差があるだろうが、少なくとも車やバイクの運転を見る限りではせっかちというか、いらちなのである。

たとえば大きな交差点で信号待ちをする最前列の車やバイクは、あたかもレース場でスタートの合図を待つレーシングカーのごとく、信号が青に変わるやいなや走り出す。
なので私は歩行者として道を渡る時は、歩行者用信号が青であっても小走りで駆け抜けるようにしている。実際横断の途中で信号が変わってしまい(たぶん日本の信号より急激に変わる)、横一線にきれいにスタートを切った車がこちらに向かって押し寄せる光景を正面から見た時は恐ろしかった。やつらは歩行者に対し慈悲という心をまったく持たないようなのである。

ところが先日久しぶりに行ったデリーで、カウントダウン表示が付いた信号機を見かけて感心した。日本でもカウントダウンのシステムは、工事の際に使う一方通行用の信号機や歩行者用信号の補助表示などで見かけるが、あれと同じ方式のものである。

とにかくいらちなインド人には、いつ変わるともわからない信号を待たせるより、待ち時間を教えてあげた方が交通ルールを守らせるにも良いのだろう。
それから歩行者にとっても、安全の残り時間がわかって大変よろしい。

またカウントダウンと言えば、テレビコマーシャルから本編に戻るまでの時間を表示するチャンネルも登場していた。
これはすべてのチャンネルではなく、また地域によってもあったりなかったりするようだったが、こいつもまたなかなかいいシステムだと思った。なにしろインドのテレビは、番組途中に流すコマーシャルが長過ぎるのである。
たとえば映画を見ていてコマーシャルになると、そのあまりの長さに映画を見ていたことを忘れてしまい、ついチャンネルを変えてしまうのである。そしてまた次に辿り着いた番組でも、同様に長いコマーシャルタイムでチャンネルを変えてしまい、それを何度か繰り返すと最初の映画に行き着き、そこでようやく「あーそうだ、この映画を見てたんだ」と思い出すのである。これは決して大げさな話などではなく、本当のことである。

とにかくそんな状態だったので、コマーシャル明けまでの時間を知らせるシステムは、視聴者と放送局の両方にとって有益なシステムなのだと思う。

そんなカウントダウン表示流行りのインドであったが、逆にデリー市内に設置された巨大な「人口表示盤」の数字は刻々と上がって行っていた。
しかしそれもまた、中国の人口に追い付き追い越すまでのカウントダウンとも言えるわけで、とにかくインドは今、青信号で猛発進した車のごとく、その急速発展は誰にも止められないのである。

どけどけぇ~!じゃまだじゃまだぁ~!
歩行者優先とか言ってんじゃねーぞ、ばかやろこんにゃろめ~!
ばかやろこんにゃろめ~、お前だってハンドル握れば車優先だとおもってんじゃねーか、ばかやろこんにゃろめ~!

インド先住民族の工芸品ドクラ