インド人はよくこんな座り方をしています。はい、俗に言うヤンキー座りですね。しかもこのおっさんは塀の上でヤンキー座りなんかしちゃって、なんだかニワトリみたいですね。いや、顔が恐そうなので軍鶏(しゃも)と言った方が合っているかもしれません。
とにかくインドではこんな風にしゃがんでいる人をよく見かけるのですが、これはなにもインドだけのことではなくて、日本でも深夜のコンビニの駐車場などでよく見られる光景です。
それではなぜ、この両国でこの座り方がよく見られるかといえば、それはひとえに代々受け継がれて来た伝統の排便姿勢をつかさどるDNAにあると私は思うのです。実はインド式のトイレは和式トイレとよく似た形式のもので、しゃがんで用を足すのであります。(インド式トイレの詳しいお話はまたの機会にさせて頂きます。お楽しみにお待ちください)それでつい慣れたくつろぎのポーズで座ってしまうのだと思うのであります。
で、先ほどから私、この座り方を「ヤンキー座り」と申し上げて参りましたが、昔はそんな言い方はしませんでした。昔はずばり「うんこ座り」と呼んでいたのです。
関西圏ではいつ頃から使われていたかは知りませんが、そもそも不良っぽい人を意味する言葉「ヤンキー」は、関東では使われておりませんでした。
なので私が若い頃、大阪の女の子から「ウチの彼氏ヤンキーやねん」と言われた時、「えっ?アメリカ兵と付き合ってるの?」と聞き返してしまったくらいなのです。私にとって、いえ、その頃の関西圏以外の人たちにとって「ヤンキー」は、進駐軍を指す言葉だったのであります。
まあそんなことを言っても、日本人も和式トイレで用を足す機会が減って来ておりますので、「うんこ座り」という言葉ではピンと来ないのかもしれませんねえ。
そしてインドもそのうちインド式トイレが少なくなって行くと、この座り方を「うんこ座り」なんて呼ぶ人もだんだんと少なくなって・・・
って・・・
いねーよ、そんな風に呼んでるやつ、今でもいねーよ!
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