インドの南端近く、スリランカに向けて細く延びる半島の先っちょにラーメシュワラム島はある。
そんなラーメシュワラムで乗ったオートリキシャは、なかなか優しげなカラーリングだった。ボディーはクリーム色で塗られ、おしゃれなラインが入っている。
フロントガラスの下にはオレンジ色の文字で「TURIST FRIENDLY AUTO」(「AUTO」はオートリキシャのこと)とあり、さらにその下には濃いピンク色の文字で「enchanting tamil nadu(魅惑的なタミル・ナドゥ州)」とある。
これは特定のタクシー会社に所属するオートリキシャなのかもしれないが、もしかしたらタミル・ナドゥ州政府観光局あたりが打ち出しているイメージ戦略にちゃっかり便乗しているだけなのかもしれない。
まあ私は特に嫌な思いをしなかったので、ツーリストにフレンドリーというのはあながちウソではないとは思うのだが、人によって態度を変える(足元を見る)のはインドではよくあること、デザインに惑わされずにきちんと事前に料金交渉をしてから乗るというのは基本中の基本なのである。
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