インドでもたくさんの種類のタバコが売られていますが、もっとも庶民的なタバコは「ビディ」と呼ばれるものです。
ビディはキザミタバコを乾燥させた葉っぱで巻いて、一箇所(吸い口に近いところです)だけ糸で結んであるという簡単なものです。
まあ紙ではなく葉っぱで巻いていますので、正確にはタバコではなく葉巻ということになるのでしょう。
この写真は、とある小さな村でせっせとビディを巻いているおっさんです。街で見かけるビディは、何本かを紙包みに入れた形で売られていて、一応「製品」という感じがするのですが、このおっさんの巻いているものは、もしかしたらこの村とその周辺だけに出回る程度のものなのかもしれません。
とにかくそんな感じで、ビディは作りも素朴な庶民の嗜好品なのであります。
私はタバコを吸わないので良くわからないのですが、タバコを吸う友人が試したところ、ちょっときつい味(?)だということでした。
ちなみにその友人はビディの包みを何個か日本に持ち帰ったのですが、他に買った普通(?)のタバコだけで非課税枠を使っていたため税関で真面目に申告したところ、税関の方もこの得体の知れない見るからに安っぽいタバコにいくら課税してよいのか判断ができず、しばらく悩んでいたのでありました。
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