近年インドでは乗用車の登録台数がすごい勢いで増えている。
それでなくてもデリーの主要な商業地域ではかなり前から駐車場難の状態であったのに、そこに来て雨後のタケノコのごとくどんどん車が増えたんじゃあ、限られた駐車スペースを可能な限り有効に使うしかないのである。
これはデリー市内のとある駐車場で見た光景である。ちょっとわかりづらいかもしれないが、左は車の後部で右はコンクリートの柱である。
しかしこれは決してバックを失敗して柱にぶつけてしまったわけではない。これは駐車場係の神業的詰め込み術で、柱ギリギリに駐車しているのだ。肉眼で確認したところ確かに1cmほどの隙間があった。
一見大ざっぱと思われがちなインド人だが、こんな細かい作業もできるのである。
しかしこの間隔にまで車を寄せるには微妙な力加減が必要なわけで、ここではそれを人が押すことで可能にしているのだ。 ちょっと日本では真似できない仕組みなのである。
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