インドに旅行に行く人の大半は、タージマハルを訪れるかと思います。もしかしたらタージマハルを見るために、インドに行くという人も結構いるのかもしれません。
まあそれほどタージマハルは美しい建造物なわけです。
そこでタージマハルに行ったらぜひ見て欲しいのが、タージマハルの左側に建つこの建物です。これはイスラム教の礼拝所「モスク」なのですが、今でもここでちゃんとお祈りを捧げる人がいるという現役のモスクなのです。
というわけで、ここに入るには一段高くなったテラスに上がる前に靴を脱がなければなりません。
タージマハル本体はオーバーシューズと呼ばれる靴のカバーだけでOKでしたが、こちらは神聖なるモスクですからそのまま上がると怒られます、ホントです、経験者が言うのですから間違いないのです。
さて、靴を脱いで「おじゃまします」と言いながら中に入りますと、あの人でごった返すタージマハル本体とは打って変わり、こちらはあまり訪れる人もおらず、薄暗い内部はとても静かで吹く風もどこか清らかに感じます。石の床は人一人がお祈りできる大きさに区分けされています。
ここを信者が埋め尽くし一斉に祈りの声を上げる時、この高いドーム天井にその声が響き渡り、モスク全体が歓喜に打ち震えるような状態になることでしょう。
まっ、あくまでも想像ですが・・・
でも本当にこの内部はおごそかな雰囲気に包まれていて、壁や天井の模様も美しく一見の価値ありですので、タージマハルの人の多さに辟易したらぜひここに来て床に座り込み、混雑するタージマハルを眺めるなんてのもなかなかいいものです。
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