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006:街頭の青空床屋

         
  • 公開日:2013年4月5日
  • 最終更新日:2025年1月22日

この写真を撮影したのは、デリーのカロルバーグ地区です。
インドのオリジナルポストカード・No.006その頃の私は、デリーではいつもカロルバーグという地区に宿を取っていました。
当時その地区ではあまり日本人を見かけず、たまに見かけても、本当は安宿街のメインバザールに行きたかったのに騙されてここに連れて来られてしまった、というような人だったりしたものです。

そんなカロルバーグも今では中級ホテル(あくまでもインドでの基準です)がたくさん建ち並び、日本人旅行者の姿もよく見かけるようになりました。
ただカロルバーグの名誉のために言っておきますと、その地区はもともと賑やかな商業地域であり、住民もごく普通の人たちです。まあたまたまその辺のホテルを舞台に、詐欺まがいの強制宿泊行為が横行していたというだけのことです。

でまあこの写真の話に戻りますが、これは朝の散歩の途中で出会った青空床屋です。

インドではよく大木の木陰などで営業している青空床屋を見かけるのですが、この床屋はよその家(たぶんこのおっさんの家ではないと思います)の出入り口をうまいこと利用して、青空床屋でありながらそれとは一線を画すような充実した設備で営業しているのが面白くて写真を撮ったわけです。

ちなみにこの近くにはちゃんと店を構えた床屋も何軒かあり、早朝にもかかわらずどこもなかなかの繁盛振りでありまして、インド人は意外にも(?)おしゃれな人が多いのだなあと感心したのでありました。

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