ラジャスタン州ビカネール郊外で、こんなものを見つけました。屋台を利用した店舗のようなのですが、その屋根から左側にかけてが崩れたような状態になっています。
もしかしたら元はちゃんとした建物だったものが朽ち果ててしまったのかもしれません。あるいは隣国からの武力攻撃に備えての擬装という可能性もあります。
とまあ、そんな憶測もできるのですが、おそらくこれは日よけ(または砂よけも兼ねるかも)なのでしょう。このお店だけでなく、砂漠に点在する民家の屋根から壁にかけても、このような装備が見受けられました。
ここビカネールはタール砂漠のただ中にあるために木材に使えるような木があまりなく、生えているのはイバラのような植物ばかりなのです。
そこでそうしたものを有効に利用し、このように積み上げて強烈な太陽光線から居住スペースを守っているのでしょう。(ちゃんと聞いたわけではないので、これも憶測の域を出ないのですが)
しかしまあ、なんとも自然に溶け込んだ風景じゃありませんか。
暑い砂漠の日ざかりに、こんな鳥の巣みたいな穴倉で昼寝をしたら、いったいどんな夢を見るのでしょうか。
ちょっと寝てみたい気もします。
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