これはコイン式の有料体重計です。インドでは駅やバススタンドなど、人の大勢集まる場所には必ずと言っていいほどこの体重計が設置されています。 そこで今回インドをぐるっと回るに際しまして、各地の体重計に乗っかってみようじゃないか、そして自分の体重の変化を記録してみようじゃないかと思い立ち、まずはニッザームディン駅の体重計からスタートするのであります。(実際にはこれ以前にも体重測定をしていましたが、それはまた後ほどということで)
さてこの体重計、こうした体重計の特徴ともいえる電飾がきらめいているばかりでなく、裸電球まで灯され、薄暗い駅の構内でその存在感を示しておりました。 そしてそのボディーには、老朽化を隠すためかボリウッド(インド映画)スターのポスターが貼られ、なかなかおしゃれなのであります。
それではさっそく乗ってみましょう。
所定の位置に乗り、回転盤がちゃんと停止するのを確認してから1ルピーコインを投入します。するとおもむろに機械が動き出し、昔の鉄道切符(硬券)のようなカードに体重が刻印され、下の取りだし口に投下されるのです。
69.5kgとあります。 私は今回一貫して貴重品の入った約3kgのかばんを持ったまま体重計に乗ることにしましたので、その分を引くと66.5kgということになります。日本を出る時には70kgほどありましたので、すでにインドに来て3週間とはいえ、もう3kgも減ってしまったんですねえ・・・はたしてこの先どれくらい減るのでありましょうか。
さて、こうした体重計のカードには、体重の数値以外にもいろいろなものが書かれています。 このカードでは体重の下に性格診断的なものが書かれ、裏面にはなぜか映画俳優の顔が印刷されています。 子どもの頃に持っていたメンコにもいろいろな記号(トランプやサイコロ、じゃんけんなど)が印刷されていましたが、結局それらをどう使うのか分からないまま大人になってしまいました。そして今、インドの体重計カードに似たようなものを見つけ、今度は大人の頭でその使い道を考えてみますと・・・
う~ん、性格診断はそのまま楽しめばいいと思うけど、映画俳優の顔写真はなあ・・・やっぱりひとつの運勢判断みたいに使うのかなあ・・・
そうするとこのカードの「Abhay Deol」という人の場合、申し訳ないけど私は知らないので、あまりいい旅立ちとは言えないのかもなあ・・・やだなあ・・・やっぱシャールク・カーンが出て欲しかったなあ・・・
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