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固い意志で彫り込んだ値段なのだ:インドで見た料金表示板

         
  • 公開日:2012年4月12日
  • 最終更新日:2022年7月21日

これはジャイプールにあるジャンタルマンタル(昔の天文観測台)の入場料金表示板である。
さすが天下の世界遺産、表示板も石に文字を刻みこんだ立派なものになっている。しかし料金というのは変動が付きものである。日本でも小さな食堂などで、壁に掛けられたメニュー札の料金が、紙の上張りで訂正されているのを見かけることがある。これは初めに素人では訂正が難しい立派なものを導入してしまったために起きる現象である。

まあそんな食堂のメニュー札なら、そいつを眺めながらその店の辿って来たであろう歴史なんかを勝手に想像していれば、料理が出て来るまでのいい時間つぶしにもなるが、世界遺産の料金表示ではそうはいかないであろう。石の上にボール紙を貼り付けて「120ルピー」とかに訂正するというのはさすがにちょっとカッコ悪い。
やはりその時は石の表面をすっかり削り取り、新たに文字を刻みこむしかないであろう。立派なものを維持するにはそれなりの費用と手間がかかるものなのだ。

それともまさか石に刻まれた料金表示が摩耗して見えなくなるまで、料金は絶対に改定はしないという固い意思でもってこれを作ったのであろうか。

だとしたらさすが悠久の国インド、五劫の擦り切れ的時間感覚である。