「やだわ、おくさまぁ~、どこのスーパーに行ってもバナナが売ってないんざぁ~ますのよお~」
「あっらあ~、それじゃダイエットできないじゃござぁ~ませんかぁ~、こまったわねぇ~」
という会話がささやかれる今日この頃ですが、なあに一ヶ月もすればまた元に戻りますって、脂肪とともに。
あっ、ぶたないで。
さて、そんな日本のバナナ特需による品薄状態をあざ笑うかのように、自転車の前かごにバナナを満載している男がいました。まあっ、うらやましいざぁ~ますわあ!
実はこの男、バナナ売りなのであります。(って、見りゃわかるか・・・)
インドは暖かい(暑い)国でありますので、そこらへんで普通にバナナができるわけです。なのでインドにはバナナがたくさんあって、値段もとても安いのです。
ただバナナ自身にとってはそれはあまりいいことではなく、ありふれた安いくだものゆえに人々から下級なくだものと見なされてしまい、なんと果物屋さんではあまり扱わないのです。お前なんか仲間に入れてやんない!って態度なのです。
で、こうしたバナナ専門に売り歩く(あるいは道端で売る)という商売が独立しているのであります。
しかしバナナは私たちにも馴染みのあるものですから、インドのような慣れぬ土地の慣れぬ料理に飽きた時などは、知った味と食感で安心して食べられるバナナは嬉しい存在になります。
特に移動時間が長い車中などでは、ナイフも使わずに皮がむけるバナナが重宝しますし、またバナナは水分が少ないのでトイレにもあまり行かずに済むということで、私にとってバナナはなくてはならない旅の友なのであります。
バナナよ、いつまでも豊富であれ!
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