さあ、ジャイプール観光もいよいよ終盤に近づいて参りました。と同時に、この「インド・魅惑のゴールデントライアングルの旅」もついにクライマックスを迎えるのであります。
ということで、ジャイプール旧市街をあとに致しまして、車は細い山道に入って参りました。すると左側の山の頂になにやら城壁のようなものが見えて来たではありませんか。あれはいったい何でしょう?万里の長城でしょうか?いえいえ、そうではありません。さすがの万里の長城もインドまでは連なっていないのであります。
見えて参りましたのはかつてのマハラジャの居城であったアンベール城であります。ここは1592年にマハラジャ、マン・シンによって建造が始められ・・・
とまあ、この旅ですでにいろいろな遺跡を見て来たこともあり、特に歴史にあまり興味のない方は、「あ~、またかよ・・・もういいよ、そんな昔のことなんかさ・・・」とうんざりされるかもしれませんが、実はここアンベール城にはそんな歴史的知識など必要としない、もっと単純に楽しめるものがあるのです。
はい、それは象のタクシーなのであります。
象のタクシーとはその名の通り、象に乗って城への坂道をゆったり上がって行くというものなのですが、詳細につきましてはすでに別の記事でご紹介してありますので、ここは不必要な重複を避けるためすっ飛ばしてしまいます。
しかし象のタクシーに関しましては、その記事を書いた後もいろいろ象の待遇改善が図られたようでありまして、某ガイドブックによると乗象料(?)は550ルピーに上がり、一度に乗れる人数も2人までになったとか・・・また象の勤務時間は午前中のみという、かなり厳しい労働基準法によって守られておりますので、今では午前中も早めにアンベール城に着くようにしなければ、象に乗るのは難しいようなのであります。
それでは次回は、いきなりアンベール城内に入ってしまうのであります。
*すべて2008年3月時点の情報です。
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