これはラジャスタン州ビカネールにある宮殿ホテルのひとつラールガル・パレスの客室にあるトイレです。どうです、広いでしょう。
これだけ広いと思いっきりぶっ放せるってえもんです。
しかしいくら広い空間とは言え、なんだって机と椅子が置いてあるのでしょうか?いったい誰が好き好んでこんなところで勉強するというのでしょうか?下痢気味の受験生でしょうか?それともトイレット博士でしょうか?
とても不思議です。
あとこういう広いトイレで困るのは、誰かに「入ってますか?」とドアをノックされた時です。
普通トイレでドアをトントン!と叩かれたら、こちらもトントン!と叩き返し、これでお互い声を出さずに必要事項の伝達ができるわけです。つまり「誰が今うんこをしているのか」ということと、「今から誰がうんこをしようとしているのか」ということが当事者間でもわからず、ましてや世間一般に広く知れ渡ることがなく用を足せるというわけなのです。
ところがこの広いトイレでドアを叩き返すには、そこまで移動していかなければならないわけで、でもパンツを上げて直立歩行するとパンツが汚れてしまうという問題があり、仕方なく着座姿勢を維持しながら尻を突き出しうんせうんせと移動して行き、ようやくトントン!と叩き返すということになるわけです。これは辛いです。腿がパンパンになってしまいます。
あと困るのがドアのカギが壊れていた時です。
狭いトイレならドアを手で押さえたまま用が足せますが、こう広いとドアまで手が届きません。手を届かせるにはゴムゴムの実を食べるか怪物くんになるしかないでしょう。実に不便です。便をしてるのにおかしいですね、ははっ。
って笑い事じゃありません。
そんなことを考えると、マハラジャも結構いろいろ大変なんだなあと思ってしまいますが、でもそれは心配無用なのです。
マハラジャにはいつも家来が付いていますので、マハラジャに代わってドアをトントン叩き返したり、壊れたドアを押さえていてくれたりするのであります。たぶん。
うらやましいぞ、マハラジャ!
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