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旅の持ち物シリーズ・その26:蚊取り線香

         
  • 公開日:2012年8月2日
  • 最終更新日:2022年7月26日

これは蚊取り線香のケースである。比較的安全に火の点いた蚊取り線香を扱えるので便利なのである。

インドに持って行った蚊取り線香入れもっとも主役は中身の蚊取り線香ということになる。

インドといえば食べ物に群がるおびただしい数のハエ、というイメージがあるかもしれないが、なぜか私の記憶のインドにはハエはほとんど登場しない。つまりハエで嫌な思いをしたことがないのである。
もちろん安食堂でご飯を食べる時、ハエも一緒に食べないように手で払いながら食べたということは何度もある。自分が気に入った食堂をひとに紹介したら、後でそいつに「お前よくあんなハエだらけの所でメシが食えるな」と、感心とも軽蔑ともわからぬ言葉を頂いたこともある。
でも、私の記憶の中にハエで嫌な思いをしたというものがないのである。

逆に蚊に関しては嫌な思い出は山ほどある。なにしろ日本でだって夜中に耳元でプ~ン!という甲高い羽音を聞いたら、即座に飛び起き部屋の電気をつけて蚊を退治するまで眠れないほどなのだ。あ~、あの羽音を思い出しただけでも背筋が凍るぅ~

というわけで私はインドでは(も)蚊取り線香を焚きまくる。

日本の蚊取り線香は優秀で、その煙はちゃんと蚊を退治してくれる。
と書くと「当たり前じゃん」と言われるかもしれないが、インドの蚊取り線香は蚊を追い払うだけで決して殺さないと言われている。ガンディーも提唱したアヒンサー(非暴力)の精神がこんなところにも表れているということなのかもしれないが、まあ私としても蚊を殺すのが目的ではなく、自分が刺されなければそれでいいわけで、その証拠に他人が蚊に刺されていても痛くも痒くもなんともないのである。

それでも私は優秀な日本製の蚊取り線香を持って行く。
しかし持って行けるのは渦巻型が2個セットになっているものでせいぜい10枚、つまり20巻くらいのものである。
なので日本製を使い切ると仕方なくインドのものを買い求める。蚊取り線香はその辺の雑貨屋や薬屋などで普通に売られているので、「モスキート・コイル」と言えばすぐ出してもらえる。

もっぱら追い払うだけのインド製蚊取り線香は、一本では安心できず複数同時に火をつける。インドの蚊取り線香にも、ブリキの蚊取り線香立てがついているのでそれを使うのである。
安宿で広い部屋をあてがわれた時などは、寝床の周りの四隅で蚊取り線香を焚く。まるでなにかの宗教儀式のようである。

とまあ、ここまで書いてわかったが、安全蚊取りケースは一つでは足りないということだ。
私レベルの蚊嫌いの人は、できれば四つくらい持って行くといいかもしれない。

逆にブリキの蚊取り線香立てでもいいのなら、なにも日本からこんなものを持って行かなくてもいいということになり、そうなると今回の記事はまったく立場をなくしてしまうのである。たはっ!

真鍮製のアンティーク弁当箱