ライプールでの宿ホテル・ガンパティはチェックイン/アウトが24時間制のため、前日のチェックイン時間と同じ午後1時にチェックアウトしました。
しかしバスの出発時間まではまだ3時間以上もあり、特に他に行くあてもない私たちは、荷物をフロントに預けてライプール駅まで歩いてやって来ました。あぁ、当初の予定ではここから快適な寝台列車に乗ってプリーを目指し、翌日はシーフードに舌鼓だったのかあ。せっかく知人がプリーの宿に連絡も入れてくれていたのになあ・・・
駅舎を抜けてホームに出ると、そこは半透明の色付き屋根で覆われているために全体的になんだか変な色合いになっておりました。
また光は透しているくせに、風の通りがあまり良くないために温室みたいになってしまっていて、まったく暑いったらありゃしません。
ほら、お目当ての体重計もここでは青っぽいフィルターがかかってぼんやりした感じになっております。でもこれは黄色いボディーに先住民族の使用する模様みたいなのが付いていて、普通に見たらとてもステキな体重計なのです。(そうでもないか)ちなみにこの左側にはおまわりさんが立っておりましたので、あまり体重計の正面に回り込んで写真を撮ることができませんでした。
体重計に乗っかってコインを入れますと、機械はしっかりと動いてポトリとカードを落としました。
体重は66kgでした。約3kgのバッグを持っての計測ですから差引63kg、日本を出てから7kgの減ということになります。体力も無くなるわけだなあ・・・
長旅の疲れに暑さも加わりあまり元気のない私でしたが、カードの裏を見ましたら・・・
おお、これはビッグB!天下の大スター、アミターブ・バッチャンではないですかあ!
これからいよいよこの旅最後の試練となるであろうバスの長旅を前にして、ともすれば萎えそうになっていた私の心は、大御所アミターブ・バッチャンの登場で(まあ体重計カードの不鮮明な映像でではありますが)にわかに勇気づけられ、バスに乗るにはまったく必要のない無駄な闘志の炎まで、めらめらと燃え上がって行くのでありました。
お~し、私はやるぞ!
どっからでもかかってこい!バス!
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