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2010年5月20日:ウッタルプラデーシュ州 / ヴァラナシ・ジャンクション駅

         
  • 公開日:2022年7月26日
  • 最終更新日:2022年7月28日

日本でも有名なガンジス河畔の聖地ヴァラナシ(ベナレス)の玄関口、その名もヴァラナシ・ジャンクション駅にやって来た。

時刻はすでに夕方の6時25分ということで、あたりは少し薄暗くなって来ている。しかしそんな薄暗さだからこそ、コイン式自動体重計のビカビカ電飾はその輝きを増し、まるで誘蛾灯のように「さあ坊や、ここに乗ってコインを入れなさい、ねっ」とあやしく私を誘うのだった。そして気が付いた時には私は体重計の測定台の上に乗っており、ポケットから取り出した1ルピーコインを投入口に差し入れていたのであった。ガチャリ・・・

出て来た体重カードに押された数字は66kgだった。今回も約3kgのバッグを持っての計測なので差引63kgということになる。見ればカードの裏面には、男女別に身長と体重の理想比率の表が印刷されている。

どれどれ、私は身長が約172cmだから・・・

ないぞ、172cmの項目がない!

まあこの小さなカードに1cm刻みで身長を書き連ねるわけにはいかないだろうが、それにしてもこの数字の刻み方はなんなのだろうか? まったく不規則ではないか。

とにかく近い値で見てみると、どうやら私の体重は範囲内の下限になんとか収まっているようである。

このあと一週間もするとまた日本での生活に戻るので、きっとまた体重もあっという間に戻って行くことであろう。

ブロックプリントの版木