車でデリーからジャイプールへ向かうと、ジャイプールの中心地(旧市街)に入る手前の左側にこの建物が見えます。湖にその姿を映し優雅にたたずむこの建物は、1735年にかつてのマハラジャが夏の宮殿として建てたジャルマハル(水の宮殿)であります。
いやあ、夏の日にこんなところで午睡をむさぼってみたいものですなあ。
とまあ、こうして写真で見るとなかなかきれいでいいところのようなのですが、実は雨季(モンスーン)以外の時には、この湖はほとんど水が涸れてしまい、なんだかうらぶれた感じになってしまうのです。 それから水がある時でもちょっとニオイがですねえ・・・なんかねえ・・・
そんなこともあってか、またこの建物に入ることができないためか、ここではあまり観光客の姿を見ることがありません。
まあそういう意味では本当にひっそりとたたずんでいるといった感じで、ワビサビの心を持つニッポン人には悪くはないかもしれません。
それでもここ数年でこの建物を望む岸辺がきれいに整備されたり、さらにはこのあたりで観光用の象に乗れるということもあって、以前より少しは注目されるようになって来たのではないかと思います。
とにかくここはデリーとジャイプールを結ぶ幹線道路沿いですので、ちょこっと車を止めて写真の一枚くらい撮ってみるのもよろしいかと思います。
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