日本でもたまに民家のブロック塀の上などに乗っかって辺りを睥睨している犬を見かけます。
私はそんな犬を「勇気のある犬」と呼び心から称賛しております。
なんたって犬は太古から人の友達であり、人が犬に食べ物を分け与え、犬はオオカミなどの外敵から人を守るなど、相互に助け合って生きて来たのであります。
で、インドにもそんな「勇気のある犬」がいました。
場所はタージマハルで有名なアグラの街に建つ、その名も「アグラ城」の入口でした。
城の周りのカラ濠にかかる石橋の欄干にすっくと立つその犬は、耳と尾をピンと立て、おまけに尻の穴まで丸見えにして、まるでこの城を警備しているかのように見えました。もしかしたらこの犬は、インドで頻発する爆弾テロを警戒するための、爆弾探知犬なのかもしれません。ただ傍に警官の姿などは見えませんでしたし、ちょっと汚らしい身なりをしておりましたので、警察などの組織には属さないボランティアか、ただのノラ犬だったのかも(って、そうだろ)しれません。
とにかく私は犬のこういう姿を見るととても頼もしく思え、安心するのです。
最近では人を守るというより、もうほとんど人から守られているだけなんじゃない?というような愛玩犬が多いように感じていたのですが、先日通りすがりのチワワに不用意に近づきましたら、いきなり足に噛みつかれました。
まあ幸い長ズボンをはいていたのでケガはありませんでしたが、さすがに犬は犬、その血に受け継がれた防衛本能はしっかり生き続けていると感じた瞬間だったのであります。
チワワ、怖ぇ~
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