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南インドの休日:その7 / ヴァスコ・ダ・ガマの墓

         
  • 公開日:2015年7月30日
  • 最終更新日:2022年6月6日

お気楽極楽のリゾート・バカンスに、小難しい能書きなど余計なお世話でどうぞお構いなくなのですが、歴史の教科書に載るほどの有名人ゆかりの場所が近くにあるのなら、ちょっと行ってみるのもいいでしょう。

ここコーチンは島や半島が入り組む天然の良港ゆえ、その歴史の中で争奪戦が繰り広げられて来た場所です。
古くは古代ローマ人などが交易のためにこの地を訪れていたようですが、大航海時代に入ると列強各国の支配下に置かれて行きました。
最初の統治国はポルトガルでしたが、その立役者のひとりがあのヴァスコ・ダ・ガマなのです。ヴァスコ・ダ・ガマの記述のある世界史の教科書ヴァスコ・ダ・ガマの名前は、歴史の教科書に出て来る人物の中でもなかなか印象的なので、あまり歴史を熱心に勉強しなかった人でも知っているのではないでしょうか。なんたって「ガマ」なんですから、ガマ。

で、そのヴァスコ・ダ・ガマは1524年にこの地で亡くなり、その墓がここにあるのです。(注:ガマの遺体はその後本国に移送されたため、現在この地の墓はモニュメントのみです)

それがここ、聖フランシス教会です。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会ここはチャイニーズ・フィッシング・ネットから歩いてほんの5分ほどのところなので、行かないという手はないでしょう。なんせガマだよ、ガマ。帰国後にいい話のネタになること間違いなしなのです。

この教会はそもそも1503年にポルトガル人の手によって、ローマ・カトリック教会として建造されました。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会そして1663年のオランダによるコーチン占領により、プロテスタント教会となりました。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会さらに1795年にはイギリスがコーチンを占領し、この教会も1804年に英国国教会にその管理を譲渡さました。
つまりこの教会はコーチンの激動の歴史の縮図のようなところでもあるのです。
でも今回はオランダやイギリスは置いといて、目的はあくまでもガマなのです、ガマ。

目指すヴァスコ・ダ・ガマの墓は教会内にあります。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会中央の通路を祭壇に向かって進むと、最前列の右側の床に低い囲いがあり、そこに一枚の石版が埋め込まれています。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会にあるヴァスコ・ダ・ガマの墓それがヴァスコ・ダ・ガマの墓なのです。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会にあるヴァスコ・ダ・ガマの墓高校の世界史の教科書では(少なくとも私が習ったころでは)、ヴァスコ・ダ・ガマはインド航路の「発見者」というくらいにしか載っていません。ヴァスコ・ダ・ガマの記述のある世界史の教科書なんだかそれだけ読むとロマンあふれる冒険者のようにも感じられますが、実際は国の威信と存亡を賭けた利権がらみの航海だったわけで、現地ではかなり手荒い真似もしているようなのです。
インド映画に「秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男」(英語タイトル「URUMI: THE BOY WHO WANTED TO KILL VASCO DA GAMA」2011年制作、日本でも第12回NHKアジア・フィルム・フェスティバルにて上映され、その後BSでも放送された)というのがあるのですが、その映画でのヴァスコ・ダ・ガマの描き方は衝撃的でした。実に極悪非道の悪役であり、それまで持っていた「インド航路の発見者」という、どことなく「♪ あ~あぁ~、あこがれぇ~のぉ~、ハワイィ~こ~お~ろ~」みたいなのどかな雰囲気が一気に吹き飛んだのでありました。インド映画、「バスコ・ダ・ガマに挑んだ男」まあ物事というのはすべて平面でなく立体であり、見る角度によってその形が変わるというのは常なのですが、やはり教科書の中のたった一行だけではなかなか現実はわからないということなのですね。南インド、ケララ州、フォートコーチンの聖フランシス教会にあるヴァスコ・ダ・ガマの石碑でもその名前を憶えていたからこそ、こうしてここまで来たわけで、学校の勉強も目次くらいの役目は果たすということで、若者よ、しっかり勉強しておきなさいよ。

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