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第45回:ドワルカ / 朝の風景

         
  • 公開日:2014年4月10日
  • 最終更新日:2022年6月18日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。

2013年11月18日(月)ドワルカ 晴 9:30 25℃

4時半頃目が覚めトイレに行く
辺りはすでにガヤガヤしていて、人々はみな起き出している模様
6時頃本格的に起きる

屋上で日の出

ガートから寺院まで行く
カメラ、モバイル持込不可
門前の店で預かってもらう Rs.10
*Rs.30渡すと、驚いた顔でRs.20返して来た。

〔以下メモに解説を加えて〕

2013年11月18日(月)ドワルカ 晴 9:30 25℃

4時半頃目が覚めトイレに行く
辺りはすでにガヤガヤしていて、人々はみな起き出している模様
6時頃本格的に起きる

さすがインド四大巡礼地に名を連ねるドワルカである、巡礼者たちの朝は早い。
このホテルの周りは中堅クラスの宿泊施設がたくさんあり、私の部屋の窓の下に見える宿泊施設でも家族連れらしき人たちがすでに活動を開始している。
屋上で日の出

日の出は屋上で見ることにした。なにしろ部屋が最上階なので階段をひとつ上るだけなので楽なのである。昨夜は七色の光に包まれて妖艶な姿を見せていたドワルカ寺院も、夜明け前の今はなんとも地味な感じになっている。なんだか夜の女の朝の顔のよう・・・いえ、なんでもありません。さあ、ご来光である。ありがたやありがたや。と、後ろを振り向けばドワルカ寺院にも朝日が差し、まるで薄化粧をした乙女のように美しく見えるではないか。ああ、陽は上り陽は沈み、そして輪廻転生、今朝はまた生まれ変わった新しい君に会えた。

そして再び東に目を転ずれば、荷車を牽くラクダが中洲を歩いて来るではないか。なんという演出なんだ。でもできればもう少し先に行ってくれれば、水面に映る朝日を背景にラクダの姿が重なるのになあ。

ガートから寺院まで行く

すっかり夜も明けたのでガートに行って見ることにした。

ガートへと続く道の塀に沿って、ずらっとサドゥー(修行者)のようなおっさんたちが座っている。ちなみに私はサドゥーと乞食とただのおっさんの区別がよくつかない。
なので昨日も寺院の周りで私に手を差し出して来たサドゥーもしくは乞食あるいはただのおっさんに冷たく対応してしまったが、なにぶん無知な異教徒ゆえお許し願いたい。そしてサドゥーのみなさんには、今後も私のことは放っておいて頂きたいと切にお願いする次第である。

さすがに昼日中の風景とは違い、ガートにはたくさんの人たちが出ている。巡礼者たちは牛にも施しをするので、それを目当てに牛も集まって来ている。
またここでは小麦粉を丸めた小さなダンゴのようなものを売り歩いている人もいて、巡礼者たちはそいつを買って魚にあげたりしている。そんな河を覗くとボラのような大きめの魚がうようよ集まって来ており、こんなところで沐浴をしたら角質化した皮膚を魚が食べてくれ、本当の意味で体が清められそうである。

とにかく朝というのはただでさえすがすがしいものであるが、それがインド四大巡礼地の朝となれば、それはもうすがすがしさ百倍である。
熱心に祈るおじさんの姿を見ていたら、こちらまで敬虔な気持ちになって来る。また逆光で写真を撮って見れば、さらに厳か度が増すというものなのだ。
朝の河にはまた水が戻って来ており、対岸に渡るボートも出ている。ガートを海に突き当たる所まで歩き、昨日お菓子を食べたあたりまで来ると、ピンクの衣装に身を包んだおばさんたちがみんなで水平線を見つめていた。西の果ての町のさらにその西の果ての堤防で、そろいの衣装のおばさんたちはいったい何を見、何を思うのであろうか。

カメラ、モバイル持込不可
門前の店で預かってもらう Rs.10
*Rs.30渡すと、驚いた顔でRs.20返して来た。

昨日は閉まっていて入れなかったドワルカ寺院に行って見た。
ちなみにドワルカ寺院は正式にはドワルカナート寺院と言い、この町ゆかりのクリシュナ神を祀っている。ガートからの急な階段を登った先がドワルカ寺院の入り口である。ここは昨日行った入り口のちょうど反対側にあたる。
この寺はなかなか寛大で、ヒンドゥー教徒以外も入場が許され、しかも入場料を取らない。なんだか門前のサドゥーに冷たくしたことを、今さらながら後悔してしまう。残念ながら寺院内の撮影は一切禁止で、そうした機器を持ち込むことさえできない。
なので内部の写真はまったくなく、また私の記憶力ではきちんとした説明ができないのだが、思ったより中は広くなく(といっても異教徒が入れる範囲はということだが)、外からも見える大きな塔の周りを回るとそれでほとんどおしまいとなった。

入場する時持ち込めなかったカメラ類は、専用の預り所ではなく門前の土産物屋で預かってもらうことになる。
で、預かり賃は10ルピーだと言うので、私のカメラとY棒のカメラ並びにモバイルと計三台預けた対価として30ルピーを渡したところ、店のあんちゃんは「とんでもない!」といった表情で20ルピー返して来たので、逆にこちらが驚いてしまった。
しかしこれが本来のインドの姿なのだと、あらためて素朴にして正直なインド人民に敬意を表するとともに、今後はサドゥーにも少しは優しくしようかなと思ったりしたのであった。

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