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2016年グジャラート再訪・第44回 / ブジの宿

         
  • 公開日:2019年1月21日
  • 最終更新日:2022年5月21日

ブジでの宿はいつもシティ・ゲストハウスに決めている。
もっともそれはこちらが勝手に決めているだけで、予約も事前連絡もなにもなしに行くため、入れない可能性もある。
その場合は当然別の宿を探さないといけないので、そのためにも早い時間のブジ到着はありがたい。

インド、グジャラート州、ブジのバススタンド

思ったより早い到着だったのでまだ日も高く、宿の予約がなくても余裕なのだ。

うっかり路地を曲がり間違えたらしく少し迷ってしまったが、そんな時はアイーナ・マハルの場所を尋ねると解決する。アイーナ・マハル、そしてそれに隣接するプラグ・マハルはブジ随一の観光スポットであり、またシティ・ゲストハウスはそこから近いのでもう迷うことはない。

インド、グジャラート州、ブジ

ブジのランドマーク、アイーナ・マハルが見えればもう道に迷うことはない。

20分ほどで宿に到着。
やはりこの看板を見るとホッとする。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

目指すゲストハウスまでたどり着けたが、問題は部屋があるかどうかだである。

しかし事務所にも中庭にも誰もいなかった。たぶんオーナーは昼寝でもしているのだろう。
それにしても従業員の誰かがいてもいいのになあと思いながら、荷物を降ろし椅子に座ってしばし待つ。

15分ほどすると大きなリュックを担いだ青年が到着した。
イスラエルから来たという青年はじっと待つということをしないようで、「ちょっと叫んで来る」と言うや、本当に宿中「誰かいないか!」と叫んで回っていた。

そんなイスラエル青年の奮闘もむなしく、依然誰も出て来ない。
青年は飯を食って来ると言い、荷物を置いて出て行った。本当は私も誘われたのだが、実はどうしても行きたい食堂があったので遠慮をしておいた。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

主不在の事務室では、時計だけが動いている。

結局30分ほど待ったところでオーナーがやって来た。

部屋がかなり空いているというのは、事務所の壁に掛けられたルームキーを見てわかっていたので、その中から二階の一番奥の部屋を選んだ。そこならやたらに部屋の前を人が通らないので落ち着くのである。

部屋代は一泊500ルピー(約800円)であったが、Wi-Fiを利用するには一日単位の別料金が必要とのこと。
しかし私のタブレット端末はジャムナガルで突然壊れてしまったため、もうWi-Fiなどまったく不要なのだ。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

この部屋は二階の一番端なので、通常はこの前を人が通ることがない。

トイレには相変わらず便座がなかった。
しかしこのタイプの便器は両サイドが大きく張り出していて、そこに上がってしゃがんで用を足すことができるので、インド人やある程度の年齢の日本人には(もちろん私も)便座がなくとも問題はないのである。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

トイレには相変わらず便座がなく、便器に上ってしゃがんで用を足す。

シャワーは基本的には水しか出ない。
しかし日中は太陽光で暖められた水が出る。そして朝、オーナーがシャワーを浴びる時間に合わせるとお湯が出たりする。

部屋にエアコンはないが、窓もドアも開け放ち、ベッドに横になって天井扇の風に踊る洗濯物を見上げたりしていると、しみじみと幸せを感じたりするのである。

インド、グジャラート州、ブジのゲストハウス

開け放たれた部屋で、天井扇の風に吹かれ、洗濯物も気持ちよさそうである。

*情報はすべて2016年11月時点のものです。

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インドのショール