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旅の持ち物シリーズ・その28:貴重品入れ

         
  • 公開日:2012年8月6日
  • 最終更新日:2022年7月26日

これはベルトタイプの貴重品入れである。日本風に言えば腹帯である。
大切なものを入れて腹に巻き、肌身離さず持ち歩くのである。
これ以外にも首から吊り下げるタイプもあるが、どちらも衣服の奥深くにこっそり潜ませるのが目的なのでごく薄い造りになっている。

インドに巻いて行った貴重品入れ旅に持って行く大切なものとしてまず思い浮かぶのはパスポートかと思うが、私はパスポートはこの中には入れない。パスポートはもちろん大切なものなのだが、宿泊や両替の際に度々取り出さなければならないので、こういうところには入れないのである。
ではいったい何を入れるのかというと、私の場合は「最後の手段」的なものを入れている。
たとえばパスポートを再発行してもらうための顔写真や現パスポートのコピー、航空券(e-チケット)の控え、ドルの現金(当座をしのげるくらいの金額)といったところである。
そのような最終兵器を貴重品入れ付属のビニールケースに入れ、口元をセロファンテープでしっかり封印してしまう。つまりそれを開ける時は本当に困った時だけなのである。

で、通常の貴重品は以前紹介したサブバッグに入れている。つまり私にとってはそっちが本当の貴重品入れということになり、私は常にサブバッグを絶対死守!(本当は命の方が大事ですが)の覚悟で警護しており、もしかしたらバッグの中に毒蛇やサソリを潜ませてあるかもしれないので、うっかり手を出さないようにして頂きたい。

最後に経験に基づく使用上の注意事項をば。
この貴重品入れは腹のところに巻き付けるタイプなので、トイレにしゃがむ(インド式の場合)時も腹の位置に留まっているのが普通である。
しかしインドにしばらくいると粗食と下痢の連続で痩せて来るので、いつの間にか貴重品入れのベルトがゆるゆるになっていて、気が付けばズボンやパンツと一緒に足元までずり下がってしまっていてびっくりするなんてことがある。

なのでベルトは常に最適な長さに調整し、安全で快適なトイレライフをエンジョイして頂きたいと思う次第なのである。

インド先住民族の工芸品ドクラ