ジャイサルメールでは家々のきれいな装飾に驚かされましたが、それ以外にももうひとつ、街の至る所で目にした大きな壁画にも驚くやら感心するやらでした。壁画と言ってもごく普通の家の壁などに描かれた神様の絵です。
その多くは象頭の神様ガネーシャでした。ガネーシャは門を守る神様でもありますので、もしかしたら泥棒除けという意味なのかもしれません。
いずれにせよ神様の絵ですから、それは強い信仰心によって描かれたのだと思いますが、それにしても壁いっぱいに大きく、そして色遣いも鮮やかに絵を描くということは、どこか心の余裕のようなものがなければできないことだと思うわけです。もともと信仰心の薄い罰当たりな私ではありますが、そういう心の余裕というのは常に持っていたいものだと思うとともに、ますます「ジャイサルメールはすごい!」と深く感心したのでありました。
*情報はすべて2010年3月時点のものです。