なんだか昔の教科書に出てきそうなこの写真は、インドはゴア州でのヒトコマです。これは椰子の実の果汁を飲ませるジュース屋さんなのですが、う~ん、確かにずいぶん古ぼけた写真のように見えますね。
でもこれ、今世紀に入ってから撮ったものなのです。
お店の軒先では青い服のおばさんが椰子の実をせっせとむいて(割って?)おりまして、店の中では客の男性が、椰子の実にストローを刺して中のジュースを飲んでいたりします。
でもって右側に立つ男性二人は、順番を待つ人たちか、はたまた人がジュースを飲んでいるのをただ見物している野次馬でしょうか。
とにかく椰子の葉を葺いただけの粗末な小屋で、椰子の実のジュースでのどの渇きを潤すなんて光景は、実に南国らしくていいですね。いやあ、実にうらやましいです。
しかしまあ、この店先に山と積まれた椰子の実の殻の量ったらすごいですね。
これはいわば生ゴミですから、南国のじっとりした陽気ですぐに腐ってしまい、すごい異臭を放つのではないかと心配になりますが、もしかしたら逆に周囲の匂いを吸い取る効果があるかもしれません。
だって昔テレビのCMで、冷蔵庫の脱臭剤には「椰子殻活性炭」が入ってるって言ってましたから。
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