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2008年7月18日:パインズクラブ通信 第317号

         
  • 公開日:2022年8月16日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

7月も半ばを過ぎました。
関東地方はまだひとつすっきりしない陽気ではありますが、もう梅雨明けじゃないの? ねー、思い切って宣言しちゃいなよ、ねっ、というような感じで暑い日が続いております。

で、そんな暑さをやわらげる目的で植えられたキュウリの生育状況なのですが、ついに二階の窓のすぐ下にまでツルが迫って参りました。
そしてさらに4本のキュウリのツルは、それぞれが途中から新しいツルを枝分かれさせ、これからはアタシたちもう4本じゃないのよ。4本が8本に、8本が16本に、16本が32本に、32本が・・・って、そこまでは増えないとは思うのですが、とにかくそうして枝分かれすることで、葉の茂る範囲を横方向にも広げつつ、さらなる高みを目指してぐんぐん成長を続けているのであります。がんばれキュウリ!

ところが、そんなキュウリの成長をはばむ新たな敵が出現したのです。

それは、アオムシです。

以前もキュウリのそばの柿の木に毛虫が出現した時に申し上げましたが、わたくし、アオムシ、毛虫の類が大っ嫌いでありまして、今回もその姿を発見しただけで鳥肌がボツボツと立ち、腕なんかガチャピンのイボイボ腕みたいになってしまったほどなのです。

しかし気を取り直してよーくアオムシを見直してみましたら、実にケシカランことに私の大切なキュウリの葉をむしゃむしゃと食べているではありませんか!
葉がなくなってしまったら、誰が夏の日差しから私の仕事場を守ってくれるっていうんですかあ! やいアオムシ、食うならキュウリの実を食え!

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

まあそんなことを叫んでみても、アオムシは耳がないのか言葉がわからないのか神経が図太いのか、とにかく食べるのをやめません。
そこでしかたなく毛虫駆除のときに使ってそのまま雨ざらしになっていたワリバシを取り上げるや、えいやっ!とばかりにアオムシをつまみ、地面に落すやサンダルぐりぐり攻撃を仕掛け、見事アオムシを土へ返したのであります。
こうした行為を残酷とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、こうしないと葉っぱがすべて食べられてしまい、そのせいで夏の直射日光にさらされることになる私が土に返ることになってしまうのです。これはやるかやられるかの壮絶な闘いなのでありまして、決して遊び半分で行っているわけではないので、アオムシを絶滅の危機から守る会の人たちも文句を言ってはいけないのです。なにしろその時すでにアオムシは7、8匹はいたのです。本当に葉っぱが全滅してしまいそうだったのです。

しかしなんですね、アオムシもその進化の過程でいろいろな情報をインプットされているらしく、私のキュウリについていたアオムシたちは、「キュウリの葉を食べる時には葉の裏側にくっついていれば見つからないからね」と教わって来たらしいのですよ。
おそらくこれは通常キュウリは収穫のし易さを考えて、人の身の丈くらいの高さにしか作らないので、葉の裏にいれば人の視線の死角になると思っているのでしょう。
ところが私んところのキュウリはどんどん高く伸ばしておりますので、見上げるほどに成長したキュウリの葉の裏というのは、簡単に丸見えになってしまう場所なのです。逆に葉の表側についていたら気がつかないのです。
所詮アオムシはアオムシですな。

ただ心配なのは、先生の言うことをちゃんと聞いてなくて、うっかり葉の表側にくっついたアオムシが、駆除されることなくすくすく育ち、子孫を増やしてしまたとしたときです。こうなると下から見上げただけでは発見することができなくなってしまいますから、私のキュウリの葉は全滅してしまい、私は夏の直射日光にさらされ土に返って行くのであります。

ううっ・・・私の負けだよ・・・アオムシくん・・・

というところで今週はおしまいです。

これから暑い日が続きますが、みなさんあまり直射日光にあたらないよう、
葉っぱの裏側にでも入って過ごしましょう。

では、また来週まで、

ごきげんよう!

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