経済発展目覚しいインド。
そしてその首都ニューデリーでは、新たな交通システムである「デリーメトロ」が、庶民の足として定着しつつあります。
そんな中、今まで庶民の足として活躍していた乗り物はどうなっているかと言えば、これがちゃんとしぶとく生きているのであります。
特に近距離移動に便利なサイクルリキシャは、新しい稼ぎ場所としてデリーメトロの駅前に集結していたりするのです。
ここはコンノートプレイス(メトロの駅名では「ラジブ・チョウク)から”LINE-3″に乗って3駅目のカロルバーグという場所です。
カロルバーグ駅は、両側にたくさんの商店が連なるアジマルカーン通りの西端にあるのですが、ここは以前は「場末」的な雰囲気の場所で、ここまで来ると買い物客もまばらになってしまうという所でした。
それがデリーメトロの開通で、一気にカロルバーグの玄関口になってしまったのです。
でもまあ一番賑やかなのは、相変わらずアジマルカーン通りをずーと行った先なので、それが近距離輸送を担うサイクルリキシャには好都合だったのです。
つまり、カロルバーグ駅に降り立つ人の何割かは、賑やかな商店街目当ての人なので、駅前で客待ちをしていれば、必ず仕事にありつけるというわけなのです。
で、私もアジマルカーン通りの先にある、ニューデリーのぷち秋葉原ガッファーマーケットに用事がありましたので、迷わずサイクルリキシャに乗りました。どうです、私の乗ったサイクルリキシャの前にも、何台ものサイクルリキシャが連なって走っているじゃあないですか。
そんな光景を見ていると、少なくともサイクルリキシャに関しては、まだまだ将来性のある乗り物だと確信した次第なのであります。
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