これは方位磁石である。腕時計のバンドに付けるタイプのものなので、小さくて軽くてほとんど邪魔にならない。
こいつをいつ使うかと言えば、まず街歩きの時である。
特に夜や曇りの日など、太陽が出ていないときは方角を誤りやすいので、これがあると安心である。
また日が出ていても、インドは場所と季節によっては太陽の位置が北側になることがあるので、日本的感覚で歩くと方向違いになることがある。なのであまり自分の感を当てにせず、たまにこいつでチェックするといいのだ。
それから列車やバスで移動する時にもこれで進行方向を確認してみると、意外な方角に向かっているのがわかったりしてなかなか面白い。
もっともこれはコンパクトな方位磁石なので、おおよその方角を見定めるくらいにしか使えない。地図に磁北線を書き込むくらい慎重な人は、もっと精度の高いものをお持ちになることをお勧めする。
あっ、もしかしたらもうGPS機能付の携帯端末で地図を見る時代なので、方位磁石や地図なんて必要じゃないのかな?
でもたぶん私はまだ当分こいつを愛用し続けるであろう。
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