〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。 2010年3月22日(月) マウント・アブー 日中29℃ 19時24℃(室温) 12:45バススタンド到着 宿の客引きを振り払いポロ競技場方面へ行く。 予定に入れておいた Hotel Samrat は意外と立派だったので素通り。 その先で少し迷っていると客引き2名に声を掛けられる。Rs.300と言う方へついて行くが部屋が気に入らず、その向かい側のゲストハウスへ。 エアコンなし(涼しいので必要ない)、水シャワー(お湯はもらえるとのこと)の部屋で、Rs.250をRs.200にして二泊分払う。 昼食を食べに外出。「Abu Restaurant」でホット&サワースープ(本当はミネストローネ・スープと言ったつもりだったが)、ベジ・フライドライス、フレッシュジュース、コーラ Rs.150 アーマダバード行のバスと明日の市内ツアーの申し込みをする。 帰り掛け、ニッザームディン駅で出会った青年を見かけ声を掛ける。昨日マウント・アブーに着いて、今日はもうアーマダバードに移動するとのこと。 ポロ競技場の周りを一周してホテル近くまで戻るが、ポストカードの入手を目指してまたエッフェル塔の所まで行く。しかし絵ハガキどころかよくあるお土産屋の類すらない。 ホテルに帰り水シャワーを浴びるがさすがに寒い。頭と顔、首、胸くらいまで洗う。洗濯する。 夜7時の時点で室温24℃ 昨日とはすごい違い。 部屋は一階(まさしくグランドフロア)で道に面しているので賑やか。クラクション(たまにだが)や人の話し声がうるさい。この前が溜まり場になっているのか? 日が暮れたので7時半だが寝てしまう。 |
【以下の解説は2012年9月21日のものです】
〔以下メモに解説を加えて〕
2010年3月22日(月) マウント・アブー 日中29℃ 19時24℃(室温)
12:45バススタンド到着
「バススタンド」とはバスターミナルのこと。つまりたくさんのバスが発着している場所をインドではバススタンドと呼ぶのである。でも私はバススタンドと聞くとバス停に立っているあの標識みたいなやつを連想してしまうため、日本語で表記する時はなるべく「バスターミナル」と変換する。 とにかくウダイプールから乗ったバスは、4時間ほどでマウント・アブーのバスターミナルに到着したのであった。
宿の客引きを振り払いポロ競技場方面へ行く。
インドは未だにイギリス植民地時代の名残が随所に残っている。ここマウント・アブーは今ではジャイナ教を始めとし、巡礼地的要素の強い所となっているが、かつては避暑地として栄えていたため別荘やホテルがたくさんある。この「ポロ競技場」もそんなかつての栄華の名残であろうが、現在そこでポロが行われているかどうかはよくわからなかった。少なくとも私が行った時には、若者が草クリケットに興じていただけであった。
予定に入れておいた Hotel Samrat は意外と立派だったので素通り。
とかく日程が変わりがちな旅では宿は事前予約などしないが、ガイドブックなどを頼りにおおよその「宿泊予定」を決めておく。この時は「ホテル・サムラート」というホテルを予定していたが、外観がガイドブックに表記されていた「一泊Rs.750」とはとても思えないほど立派だったので、フロントで料金を確かめることもせずについ素通りしてしまった。
その先で少し迷っていると客引き2名に声を掛けられる。Rs.300と言う方へついて行くが部屋が気に入らず、その向かい側のゲストハウスへ。
マウント・アブーは夏になると今でもインド人避暑客で賑わうようだが、この時はまだ少しシーズンには早かったようで、客引きも実に熱心だった。「300ルピー」の宿はまあまあだったが、Wベッドの部屋しかなくあきらめた。なんせ男二人で泊まるのであるから。で、その流れで向かい側にあったゲストハウス「Hotel Vilas」に飛び込んだのだが、果たして先ほどの客引き氏が手数料にあり付けたかどうかは知らない。
エアコンなし(涼しいので必要ない)、水シャワー(お湯はもらえるとのこと)の部屋で、Rs.250をRs.200にして二泊分払う。
そもそも避暑地となる場所でしかもシーズン前であるから、エアコンなど必要があろうはずがない。でもそれだけにシャワーはお湯が出るものが欲しかった。しかしその時はまだ昼間で気温も高く、さらにバスターミナルからゆるやかな坂道を歩いて来た直後だったので「水シャワーでも大丈夫か」と思ってしまったのである。それでもその辺のマイナス点を突いて交渉したら、250ルピーが200ルピーに下がった。
昼食を食べに外出。「Abu Restaurant」でホット&サワースープ(本当はミネストローネ・スープと言ったつもりだったが)、ベジ・フライドライス、フレッシュジュース、コーラ Rs.150
いくら私の発音が悪いからと言って、どこをどう間違うと「ミネストローネ」が「ホット&サワー」に聞こえるのだろうか。それともどれを注文しても店側の都合のいいものを出すのであろうか。
アーマダバード行のバスと明日の市内ツアーの申し込みをする。 アーマダバード行 9:30発 Rs.150 市内ツアー 9:30~日没 Rs.80
マウント・アブーは二泊だけとし、翌々日のアーマダバード行のバスチケットを買った。 またガイドブックのマウントアブーに関する記述があまり充実していなかったので、私にしては珍しくバスツアーに参加してみることにした。やはりツアーは効率的に回れ、なおかつガイドが付くのでわかりやすくていいのである。ちなみにツアーの終わる時間が「日没」となっているのは、最終見学地がサンセット・ポイントだからである。
帰り掛け、ニッザームディン駅で出会った青年を見かけ声を掛ける。昨日マウント・アブーに着いて、今日はもうアーマダバードに移動するとのこと。
バスチケットの手配を終え、すぐ並びにある食堂を覗いたらニッザームディン駅で会った青年がいたので声を掛けた。当初の彼の日程から、まさかここで再会するとは思わなかったのでなんだか嬉しかった。しかしさすがに大都会のアーマダバードではこううまく出会えないであろう。
ポロ競技場の周りを一周してホテル近くまで戻るが、ポストカードの入手を目指してまたエッフェル塔の所まで行く。しかし絵ハガキどころかよくあるお土産屋の類すらない。
「エッフェル塔」とはおそらくあのパリのエッフェル塔を模したのであろうミニチュアのモニュメントのこと。なぜそんなものがそこに建っているのかは不明であるが、町外れのバスターミナルから坂を上ったところで、このエッフェル塔が「ボンジュール!」と旅人を迎えてくれるのである。 マウント・アブーはラジャスタン州に属するが、グジャラート州との州境にも近く、それゆえアーマダバードからの訪問客も多い。で、グジャラート州は厳しい禁酒州であるため、ここには避暑や観光、巡礼目的以外にも「酒を飲む!」という一大目的を持ってやって来るおっさん(とは限らないが)がたくさん来るようで、大きく「酒」と書かれた看板を掲げる店が多い。その反面よくある普通のお土産屋が見当たらず、この日は絵ハガキを入手できなかった。
ホテルに帰り水シャワーを浴びるがさすがに寒い。頭と顔、首、胸くらいまで洗う。洗濯する。
気温が低い土地では水道水も冷たい。勇気を振り絞ってシャワーを浴び始めたのは良いが、すぐに水の冷たさに堪え切れなくなった。それに石鹸の泡立ちもすこぶる悪いのである。
夜7時の時点で室温24℃ 昨日とはすごい違い。
室温は24℃とかなり快適である。日本でエアコンの設定温度を24℃になんかしたら、世間から大ひんしゅくを買うであろう。
部屋は一階(まさしくグランドフロア)で道に面しているので賑やか。クラクション(たまにだが)や人の話し声がうるさい。この前が溜まり場になっているのか?
部屋の前には車が置かれているのだが、それがなければ道行く人がひょいっと中を覗けるほどの位置に窓がある。ここにはコンビニが無いからか、若者が私の部屋のすぐ前でたむろしていて実に迷惑であった。
日が暮れたので7時半だが寝てしまう。 毛布がとてもきもちいい。
ウダイプールでは二晩とも暑さで熟睡できず、さらに移動のバスは車窓の景色を眺めていてまったく寝ていないので、今夜は早めに寝てしまう。そもそも起きていても特にやることもないのだ。絵ハガキも手に入らなかったし。 夏になりかけのインドで毛布を心地よく思うなんて、なかなか贅沢な体験なのである。おやすみ・・・
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