これはアーマダバードの旧市街で見かけたサイドカーです。風防ガラスはすでになく、シートの背もたれはガムテープで補修されておりますが、れっきとした現役です。
日本でも戦後の一時期は相当数のサイドカーが走っていたようですが、今では「実用」の乗り物としては自動車がそれに取って代わっておりますので、あくまでも趣味として乗られているものを見かけるくらいでしょう。
で、インドでは?と言いますと、やはり実用のサイドカーはほとんど見かけないですね。私はデリーでは見たことがありませんでした。
しかしここアーマダバードでは、町中でサイドカーを何台か見かけました。
しかもどれも車体の傷み具合から見て、とても趣味で乗っているとは思えず、あくまでも実用品として使われているように思いました。
それは「自動車が買えないから仕方なくサイドカーに乗っている」とも思えますが、違った見方をすれば、この街の人たちは自動車が普及する前にいち早くサイドカーを導入していたということにもなり、アーマダバード人は進取の気性に富み、またそれを支える財力にも恵まれていたとも言えるのではないかと思うのであります。
でもまあおそらくこの街でも、近い将来サイドカーは消えていく運命にあると思いますので、見るなら今のうちだと思います。
サイドカー好きはアーマダバードへ急げ!
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