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2004年7月29日:パインズクラブ通信 第97号

         
  • 公開日:2022年8月9日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

すでに7月もあさってで終わり、いよいよ8月に突入です。

今日の関東地方は台風の接近で時折雨が激しく降り、また風もあります。
そのためこの仕事場も窓を全開できず、蒸し暑いったらありゃしません。
もう何度もしつこくしつこく自慢している通り、ここにはエアコンというものが存在しないので、いくら雨で日が差さないといっても、窓が開けられなきゃ結局は暑い思いをしなくてはならないのです。

台風は各地に被害を与える・・・・どっひゃあ!

今すごい落雷がありました。びっくり仰天です。

思わずこのメルマガ「保存!」しましたが、考えてみりゃまだこれしか書いていないのでこんなの消えても大した影響はないのでした。

さて、そんな台風と落雷の中、ライブ感覚で書き進めておりますが、えーと・・・何の話でしたかねえ・・・

あー台風ね、台風。

うわっ!また落雷だ!・・・この話題は出すなってことかな?

じゃあやめて他の話題にしますか・・・

とにかくこれから台風の進路にあたっている地方の方は、どうぞお気をつけ下さい。

さてさて、8月になりますと会社などもぞくぞく夏休みに入り、行楽地はどこも大混雑となります。

道路も各地で渋滞し、列車も乗車率200%なんてこともありますし、飛行機も船も満席状態が続きます。

それでも着いた先でゆっくりできればいいのですが、これがそうもいきません。

せっかく狭いアパートを脱出してキャンプに来たというのに、与えられた区画はすごく狭く、テントとタープを張るロープが縦横無尽に交錯し、まるでクモの巣状態です。危なくてうっかり歩けやしません。

ようやくなんとかテントを張り終えればすぐに食事の支度です。
「キャンプでは男の料理!」とは言ったものの、普段料理なんてぜんぜんしてないものですから、手際が悪く野菜の廃棄率の高いこと。おまけに手を切る、ガソリンコンロは燃え上がる、子どもは転ぶ、奥さん叫ぶでもう阿鼻叫喚の地獄絵図を見るようなありさま。

ようやく食事も済み、夜空を見ながらワインでも・・・と思えば雨です。

結局雨は翌日も降り続き、雨に濡れての撤収作業。
どろどろぐちゃぐちゃのテントやタープをビニール袋につっこみ車のトランクに入れてはみたものの・・・

このテントとタープ、あの狭いアパートでいったいどうやって始末すればいいのだろうか?

バカンスのツケは後々まで重くのしかかるのでした。

なんにも悪いことなんかしてないのに・・・

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

まあ私も夏休みの時季には、どこまで続くかという果てしない道路渋滞に巻き込まれたこともありますし、乗車率200%超の大混雑の中、ホームで何本か新幹線を見送らなければならなかった経験もあります。

それは本当に何かの罰を受けてるかのように辛いことです。

あのすさまじい道路渋滞で、いったいいままでにどれくらいの善良なる市民が、高速道路ワキの土手にオシッコをしたことでしょうか。

そしていったいどれくらいの人が、オシッコをしている最中に動き出してしまった車を追いかけたことでしょうか。

そしてその中のいったいどれくらいの人が、手を洗ったというのでしょうか。

でもまだ運転してない人はいいです。ちょこっと車を降りてオシッコをすることもできますから。

その点運転手は辛いです。

ハンドルを握る手はアブラ汗でにじみ、かみ締めたそのクチビルには血がにじみ、そして運転席にはオシッコがにじみ・・・

すみません・・・ちょっと話がきたなくなってしまいました・・・

でもトイレの問題というのは非常に大事なことだと思います。

よく女性用のトイレが混んでいて、男性用のトイレにまで来るおばさんの話が取りざたされますが、そんなことをしなくてもいいように女性用のトイレを増やさなければいけないと思います。おばさんだってなにも好きこのんで男性用のトイレに入るわけじゃありません。また男性にとってもトイレの個室は、女性以上に深刻な問題の発生で使用するのですから。

何を隠そう私もトイレを我慢して苦しんだ経験のあるひとりです。
(まあたいていの人はそういう経験があるんでしょうけど)

あれは私がまだ会社に勤めていたときのことでした。
労働組合主催の日帰りバス旅行がありまして、私も参加したのです。

バスの中ではビールが振舞われたのですが、さすがビール好きの私も1本だけにとどめておきました。なにしろ途中でトイレに行きたくなったら大変です。だいたい大の大人が自分の腹もわからずにがぶがぶ飲み、その挙句にトイレ、トイレと大騒ぎするなんてみっともないです。私はそこのところをよーく考えて行動したのです。もうそれだけで表彰ものなのです。

バスは順調に走り、目的地の三浦海岸の表示板なども見えて来て、あと少しで到着するようです。

やれやれ、ビール1本で抑えておいた甲斐があったというものです。
ここまでバスも順調なら私の膀胱も順調です。

こうなると気になるのは、バス前方の冷蔵庫で冷えている残りのビールです。
なにしろビール1本だけという、非常に中途半端な飲み方をしているわけです。
そろそろ禁断症状が起こって発狂してもおかしくないくらいの状態なのです。

そこで私は幹事役の人に目的地までの時間を聞いたのです。あまり早すぎてもビールを飲む時間がないからです。

すると幹事役の人は「あと30分くらいだと思う」と答えました。

これはいい時間です。30分ならおそらくトイレに行かずとも2本は飲める計算です。私はすばやく幹事役の人にビールをねだり、遠慮なく飲み始めました。

その後もバスは順調に走り、インターチェンジから一般道へと入りました。

ところが、一般道に下りたとたん、渋滞にはまってしまったのです。
なんということでしょう。幹事の「30分」という言葉から計算して飲んだと言うのに・・・

人間の体というのは実に不思議なものです。渋滞でトイレにはしばらくいけそうもないと分かるやいなや、猛然と尿意を催してきました。

もちろん最初の頃はさりげなく外を見たりして気を紛らわせていました。でも次第にビールのやや変化したものが下腹部を圧迫しだし、じっとしていられなくなってきたのです。そしてそんなことを聞いたからといってどうなるものでもないのに、「でえ、ばだづがだい?」などと、見りゃあわかることを歯を食いしばりながら幹事に尋ねたり、マオリ族のダンスよろしく床を踏み鳴らしながら「がんばって、がんばって、じぃーぶん」などと低く不気味に歌い、自分を励ましました。

しかし私の体はもう限界に達し、頭の中で水ヨーヨーに針が突き刺されるイメージが浮かんだ頃、バスはようやく目的地に着いたのです。

やったあぁ~・・・水ヨーヨーは・・・まだ・・・無事・・・だ・・・

あっ、おいこらバス! バックなんかあとでいぃーんだよ! 先に降ろさせろ!

家族親睦を兼ねたバス旅行だったので、小さいお子さんもたくさん乗っていたのですが、私はみんなをかき分けて、ややフライング気味に転げるようにバスから降りていったのでありました。でも本当に転んだら大惨事になるところでした。

今年ももうすぐあの辛い民族大移動がやってきます。

みなさんもこの時季のご旅行、帰省に際しましては、ビール類の飲みすぎには充分注意して、トイレは早め早めに行っておきましょう。

それでは、また来週!

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