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2008年8月1日:パインズクラブ通信 第319号

         
  • 公開日:2022年8月16日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

八月ですねえ。夏真っ盛りです。

というわけで、まずはこれ、

「暑中お見舞い申し上げます」

いやあ、連日暑い日が続いておりますが、みなさま夏バテなどしておりませんでしょうか。
私はと申しますと、この仕事場にエアコンがないということで、毎日室温35度の中で仕事をしております。あじあじあじ~。

私のところは制服とかユニフォームとか作業服とか防護服とか、とにかく仕事をする上で決まった服装というものはないのですが、一応「襟のあるシャツと長ズボン」というドレスコードを守ろうと努力しております。
でもこう暑いとですねえ、そんなことは言ってられないのですよ。なにしろ暑すぎて気持ち悪くなりそうなほどなのです。

で、先週から「もう夏場はクールビズで行こう!」ということに改め(と言うか、あきらめ)まして、さっそくTシャツと短パンという、いきなりリゾート!な格好になったのでございます。ははは、涼しい涼しい。

そして窓の外に目をやれば、キュウリのツルが窓の半分程の高さにまで伸びて来ておりまして、まあまだ日差しをさえぎるとまではいかなくとも、見た目の涼しさを与えてくれているのであります。

そんな実にエコな環境ではありますが、あとできるエコな暑さ対策と言えば、昨今各地で盛り上がりを見せております打ち水があります。
でも昔風の手桶とヒシャクで水を撒くというのはちょっと大変そうなので、ホームセンターでホースと散水ノズルを買って参りました。これで手軽に水を撒いて涼を呼ぼうというわけです。

しかしこの二階の仕事場を涼しくするには、いったいどこに水を撒けばよいのでしょうか?

えーさて、あまりエネルギーを使わない涼の取り方と言いますと、そう、あれです、怪談話なんてのもあります。
私もその昔は友だちとよくそんな話をしたものです。いっひっひっ・・・

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

今はもうそういうことはやらないのですが、学生の頃というのは、なぜか怖い話を聞きたがったりするものでございます。
特に誰かの家に何人かで泊まりに行った時など、必ずと言っていいほど、そういう展開になるのでございます。いっひっひっひっ・・・

その時も自然とそういう怖い話が始まりました。

まず初めに霊感の強いという佐々木が話し始めました。

あれは子どものころだったんだけどさ、おばあさんのお葬式に出たんだ。
で、お坊さんの読経が始まり、ふと祭壇の方を見たら、左上の方に悲しそうな顔をして祭壇を見下ろしている男の人がいたんだ。
でもその顔の位置というのがさ、天井のすぐ下で、どう考えても普通の人間がいられるような場所じゃないんだぜ。

「ジャイアント馬場くらい背の高い人なら可能だろ」

と、怖さを紛らすために茶々を入れるやつがいましたが、佐々木は続けて、

それでお葬式が終わった後、お父さんにそのことを話したんだ。その男の人の人相まで詳しくさ・・・

そしたらお父さんが、『それはきっと、戦争で死んだおばあさんの息子だろう』って言うんだよ。
つまりお父さんのお兄さんにあたる人で、若くして戦死したんだけど、母親のお葬式に出て来たんだろうって言うのさ。
まっ、それだけの話なんだけどね

って、

それだけあれば充分恐いぞお!

とまあ、そんな体験談や人から聞いた話、あるいは本で読んだ話などを順番にして行くわけですが、みんな一様に真剣に聞いていて、誰一人としてひとの話を否定するやつはいないのです。
それもそのはず、誰かが「こういう話をしてるとさ、自然と霊が集まって来るからさ、そういう現象をバカにしたり否定したりすると祟られるんだぜ」などと脅すのです。
なので怖くて否定なんかできませんから、誰かの話にはみな「うんうん、そういうことってあるだろうな」とか、「おー、おれの友達も同じような体験をしたらしいぞ」とか、とにかく周りにいるかもしれない霊の機嫌を損ねないように結構気を遣っちゃったりしていたのです。

そして誰かが、

「あのさ、午前零時をまたいでトイレに入るのってよくないんだってさ」

と切り出すと、

「うんうん、なんでもトイレには女性の神様がいて、特に裸なんかでトイレに入ると、怒って切りつけて来るらしいぞ」

と、お約束の「話の肯定」をするやつが現れます。

そしてさらに、

「あっ、それホントだよ。だっておれ、実際に切られたもん。ちょっとだけだったけどさ」

などとすごい「肯定の上塗り」をするやつが登場しました。
いくらなんでもそれはなあ・・・

「あのさ、お前ホントにそんなことしたの?」

「うん、した」

「素っ裸で夜中にトイレに入ったわけ?」

「うん・・・」

そいつは家族と暮らしているやつで一人暮らしなどしているわけではないので、いくら自宅とはいえ素っ裸でトイレに入るというのがどうもみんな納得がいかないのです。さすがに誰もその話を肯定的に取りません。

そんなわけでせっかく盛り上がっていた恐怖話の夕べも、そいつの変態話に大爆笑することでどこかにすっ飛んでしまい、もう誰も怖い話をしようとしないのでありました。めでたし、めでたし。

というところで今週はおしまいです。

みなさんもどうぞ省エネで涼しくなる方法を模索してみて下さい。

それではまた来週。

ごきげんよう!

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