インドで車に乗ると、それがタクシーであろうと自家用車であろうと、必ずと言っていいほど神様が載っています。
それは自分が信仰する宗教、宗派の神様や開祖なのですが、まあ「交通安全のお守り」といったところなのでしょう。
この写真でも、ダッシュボード上になにやらオブジェがくっついています。はい、これは神様の車載用オブジェです。
中央の金色のものが「神様本体」で、神様を載せた台の前面と上部のアーチには、LEDライトが埋め込まれていて、ピカピカ光るようになっています。それはまるで「神様・オン・ステージ!」みたいな感じなのです。
この他にも、ルームミラーにライム(ニンブー)とトウガラシを吊り下げたり、バンパーに小さな靴を引っ掛けたりといった、従来型の「お守り」なんてのもあります。
そんな風に信心深いインド人なのですが、そのわりには交通ルールがむちゃくちゃだったりして、事故も多いのです。
上の写真をもう一度ご覧下さい。
これは先日ご紹介した、ぼろっちいアンバサダーのものなのですが、ワイパーがないので前方視界はこんな感じなのです。それで普通に走らせてしまいますので、とても怖いわけです。
信仰も大切ですが、そんなきらびやかな電飾オブジェを買う前に、ワイパー直してちょーだいよと、切にお願いする次第なのであります。
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