日本ではだいぶ普及して来て、あまり珍しくなくなったLED(発光ダイオード)式の信号機ですが、デリーでも最近見かけるようになってきました。
この写真は歩行者用のものですが、その左右の縦長のものが車両用で、もちろんそれもLED式です。LED式の利点といえば、一番にコストが挙げられます。
まず点灯に要する消費電力が従来の電球式に比べ約20%(日本での比較)とかなり低く、つまりはCO2の削減につながるというわけです。
またLEDは電球より寿命が長いので、交換や廃棄の手間なども軽減され、そういったところでも経済的なのであります。
さらにLED式信号機のすごいところは、他の光り(主に太陽光)の入射による誤認(「疑似点灯」と言うそうです)が起こりにくく、安全面でも優れているのです。う~ん・・・確かに以前の信号機は怖かったです。
上で言ってる「疑似点灯」というのとは違うのですが、電球の輝度が低いのか、それともインドの大地に降り注ぐ太陽光が強すぎるのか、とにかく信号(特に歩行者用の)が点灯してるのかどうかがわからないときがあって、怖くて道路を横断できないのです。
そりゃあ車がみな止まっているときはこちら(横断者側)が「青」なのでしょうが、あいつら(車のドライバーたちです)は目の前の信号が青になると、まだ横断者がいようが関係なく車を発進させるのです。それに赤信号で止まっているときでさえ、少しでも前に出ようと常に努力する人たちですので、いつ走り出すのか予想が付けづらいのです。
そんな恐ろしい車優先社会に、LED式信号機がどこまで貢献してくれるか、今後が楽しみなところなのであります。
LEDよ、インドの太陽に負けるな!
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