床屋さんで頭を洗ってもらうのはすごく気持ちがいいです。
自分でやっても同じようなものじゃないかとも思うのですが、なぜか気持ち良さ度が違います。
でもやはり自分の指じゃないもんですから、「あっ、いや、そこじゃなくて、もうちょっと右なんだけどなあ、ミギミギ」なんてもどかしい思いをすることもあります。
そのくせ床屋のおにいさんが、「どこかかゆいとこないですかあ?」なんて聞いてくれても、「いえ、大丈夫です」なんて答えてしまうのです。ホントは「えーと、そのツムジから右に3cmほど、いや実際には3cmかどうかはわかんないんだけどね、感覚でそんな感じのところがかゆいのよ。そりゃもう尻の穴が熱くなるくらいカユイのよ」なんてことを言いたいのですが、なかなかそんなことは言い出せないのであります。
さて、この写真はジャイプールにあるアンベール城前のお濠で水浴びをするゾウたちです。ここアンベール城は「象のタクシー」で有名なところですので、ここにはたくさんのゾウがいます。
以前は朝から晩までこき使われていた(?)ゾウたちでしたが、最近では労働時間の短縮や積載人数の低減など、その労働条件の改善も行われています。
この時ゾウたちは休憩時間だったのでしょうか。象遣いたちが水辺でゾウに水浴びをさせていました。
肩まで水につかったり、ごろんと横になったゾウを人間たちがゴシゴシ洗っています。ゾウにしたらさぞかし気持ちが良いことでしょう。
でもやっぱりゾウも洗ってもらいながら、
「あー、違うんだよなあ。耳の後ろのシワの間がかゆいんだけどなあ。もうかゆいと思い始めるとケツの穴が熱くなるくらいカユイんだよなあ、これがあ!」
とか思ってるのでありましょうか。
ゾウ、生意気!
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