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男はぐっと我慢しなくちゃならない時もあるのだ:インドのおもちゃ

         
  • 公開日:2014年7月25日
  • 最終更新日:2022年7月25日

インドの中長距離路線バスでは、ちょっと長く停車する時に物売りがわっとばかりにやって来る。

売り子がひっさげて来るものといえば、カットフルーツにカット野菜、ポップコーンにポン菓子風スナック、水にジュースにビール・・・はさすがにないが、とにかく食べ物や飲み物が中心である。
しかしたまに食べ物ではないものを売りに来ることもある。

ここはグジャラート州ジュナーガルのバスターミナル、出発を待つバスがたくさん並んでいる。

私は最後部近くの席で、すでに売り子から買ったポップコーンをほおばっていたのだが、新たに乗り込んで来た売り子が持っている商品がとても気になった。
それはカラフルなプラスチックでできたおもちゃのようなのだが、このバスにはあまり子供の乗客がいなかったので、売り子は後ろの方までやって来ず、その商品をよく見ることができなかった。う~ん、どんなおもちゃなのか実に気になる。
でもまさか大の大人でしかも外国からの紳士がそんなものを買うわけにはいかないし、買わないのにわざわざバスの最後部まで呼び寄せて見せてくれとは言えない。なにしろ彼らはバスが出てしまうまでの短い時間が勝負なのである。

そうこうするうちに売り子はバスを降りて行ってしまったが、どうやら隣に停まっていたバスで売ることに成功したらしく、幸運にもそのおもちゃを買ってもらえた子供が隣のバスの窓越しに見えたので、こっそり盗み撮りしておいた。なるほど、傘の周囲にぐるりと人形が吊るされていて、根元にあるレバーかなにかを押すと傘が回転し、遠心力で人形たちがぶんぶん振り回されるというおもちゃなのだな。

う~ん、一度でいいからやってみたい。

しかし大の大人で外国から来た紳士としては、まさか子供に「一回やらして」などとは口が裂けても言えないのであった。

インドの伝統工芸細密画