インドではニームという木の小枝を使って歯を磨く習慣があった。
いや、それは完全な過去形ではなく、今でもニームで歯を磨いている人はいるし、歯磨き用のニームの小枝も売られている。
でも今やインドでも歯磨きの主流は歯ブラシとチューブに入った歯磨き粉なのである。なんせニームの小枝はその先端をにちゃにちゃ噛んで房状にしなければならないので面倒なのである。その点歯ブラシならすぐに使えるし、噛み砕いたニームの繊維より歯の汚れがしっかり落ちそうな気がする。しかしニームには殺菌作用があると言われており、その先祖伝来の智恵はインド人の心に深く染みついているようで、ニーム含有の薬用歯磨き粉なんてのが売られている。
で、私もインドでそいつを使ってみたのだが、色が茶色っぽくてなんだかちょっと・・・という感じだった。
いやあ、私はまだまだ修行が足りないなあ、っつーか、先祖も日本人なので日本式を大切にして行けばいいのだった。
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