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第55回:ブジのゲストハウス

         
  • 公開日:2014年5月16日
  • 最終更新日:2022年6月19日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。

2013年11月19日(火)ブジ 晴

目指すシティゲストハウスは、さんざん迷った挙句何度も人に尋ねながら到着。
途中牛に脅される。

宿の主人は老人でなかなか良さそうな人。

部屋は二階の西奥の34号室 Rs.500
トイレ、水シャワー、テレビ

ここに泊まっている日本人女性から、ガイド付きツアーのお誘いを受ける。
しかしまだ着いたばかりということと、かなり疲れていたことで即答せず。

〔以下メモに解説を加えて〕

2013年11月19日(火)ブジ 晴

目指すシティゲストハウスは、さんざん迷った挙句何度も人に尋ねながら到着。

ブジでの宿も事前に決めていたわけではないが、まずはガイドブックにも紹介されていたゲストハウスを目指してみることにした。もしそこがダメでも、おそらく近くに似たような宿があるだろうとの腹積もりもあった。初めての町でうまく目的地にたどり着けない理由は、方向感覚の他に距離感がつかめていないということがある。
特に地図を見て想像していたものと道幅が違ったり、街並みの賑やかさが違ったりすると距離感を誤り、曲がるべき角を通り過ぎたり、逆に早く曲がってしまったりしてしまう。途中牛に脅される。

ご存じの通りインドの町には牛がたくさんいるが、今まであまり牛を危険と思ったことがなかった。
しかしこの時は違った。
行く手を遮るように立っていた牛がまるでこちらを睨んでいるように見えたので、「なんか文句あんのかよ、こら」と言ったら、急に牛が角を振り立てて向かって来たのである。
私は慌てて「やめろばか!冗談だよ!」と言いながら小走りで逃げると、牛はあまり深追いせずに立ち去ってくれたが、あのでかい角で太ももあたりをブスリとされたらと思うと尻の穴がすぼむ思いであった。インド、ブジのウシちなみにこの写真の牛は別の牛である。だいたいあの緊迫した状況で写真なんか撮れるもんじゃない。
でもまあこんな牛が頭を下げてでかい角をこちらに向けて突進して来た時の恐怖感を想像して頂くために、こうして掲載しておくのである。

宿の主人は老人でなかなか良さそうな人。

宿で応対してくれたのは、オーナーとおぼしき老人だった。
最初に一階の部屋を見せてくれたが、ちょっと陰気な雰囲気だったので、「5日ほど泊まるので、なるべく居心地のいい部屋にしてくれ」と注文を付けた。

部屋は二階の西奥の34号室 Rs.500

結局二階の一番奥の部屋になった。いわば角部屋だが特に窓が余計にあるわけではない。
ただ一番奥の部屋だと他の宿泊客が部屋の前を通らないのが良い。
なにしろエアコンなどなく、窓はおろかドアまで開けっ放しにしているので、頻繁に人が通ると落ち着いてくつろげないのである。トイレ

トイレは洋式だがなぜか便座がなかった。便器の両側が幅広になっているタイプなので、そこにしゃがんで用足しをすることにした。
ただし手すりなどないので、壁に這わされた水道の配管をつまむようにして持ち、不安定な姿勢を助けなければならなかった。

水シャワー

ガイドブックには「ホットシャワー24時間OK」とあったが、少なくともこの部屋では水しか出なかったし、それは宿の公式見解でもあった。ただしそれはガイドブックの情報が間違っていたのではなく、状況が変わったのだと思われる。
後に他の宿泊客から聞いた情報では、オーナーがシャワーを浴びる時にはお湯が出るらしいとのことだった。つまりそれ以外はボイラーを動かさないので、お湯が出ないということのようである。
ちなみにオーナーは少し前に代わったとの情報もあり、ガイドブックに載っている情報は前オーナーの頃の話なのかもしれない。
きっと前オーナーはきれい好きで、しょっちゅうシャワーを浴びていたのであろう。

テレビ

そんな便座もなければお湯も出ない部屋だがテレビは付いていた。しかし他の宿泊客との何気ない会話から、どうやら他の部屋にはテレビなどないということがわかり、自分たちの部屋にはテレビがあって、それを毎晩ひたすら見ているということは内緒にしておいた。
なんとなくこうしたゲストハウスでは、そうした行為は「この堕落した大名旅行者が!」と軽蔑の対象になるような気がしたのである。

ここに泊まっている日本人女性から、ガイド付きツアーのお誘いを受ける。
しかしまだ着いたばかりということと、かなり疲れていたことで即答せず。

日本のガイドブックに紹介されているということもあるのだろう、日本人も何人か滞在していた。
そんな中のひとりから、車をチャーターして観光に行く予定があるのだが、もしよかったら一緒にどうかと誘って頂いた。
車代とガイド料が割勘になるのはありがたかったが、翌日とのことだったのでちょっと躊躇してしまった。
なにしろ今日は路線バスで8時間半の移動をして来たところで、とりあえず明日は宿周辺をのんびりゆったり見学して見ようかと考えていたのである。

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インド先住民族の工芸品ドクラ