今では日本でも私立の幼稚園や保育園などを中心に、スクールバスを走らせているところも少なくありませんが、私の子どもの頃にゃあそんなもの夢のまた夢だったわけですよ。雨の日も風の日も、雪の日も敬老の日も・・・あー、敬老の日はお休みでしたけど、とにかく毎日自分の足で歩いて行ったものです。
それでもようやく高校に入る時、私の入学予定の高校の案内に「スクールバス有」の文字を見て、小躍りして喜んだものでした。
ところがその「スクールバス」というのは普通の路線バスのことで、ただバス停にその高校の名前がついているというだけのものだったのです。しかもその停留所は片側だけで、道の反対側(つまり逆方向行)のバス停は別の高校の名前が付けられていたのであります。
そんなわけで私は一度もスクールバスになんて乗ったことがないのですが、やはり悪天候の日などは「あー、バスで学校まで行けたらどんなに楽だろう」とうらやましく(今でも)思うのです。
おっと、なんだか話がぜんぜんインドと関係なくなってしまいましたが、上の写真はデリーで見かけた朝の登校風景(スクールバス編)です。
時間はまだ7時前と早かったので、このバスはこれからいろいろな所を回って時間をかけて学校に行くのでしょうか。それともいったんこの子どもたちを学校に置いて、再び別の子どもを迎えに行くのでしょうか。
とにかくスクールバスでの登校なのに、こんなに早起きしなきゃなんないのかあ、結構大変なんだな、スクールバスも、と思ったわけですよ。
しかしこのバス、いかにも手作りっぽい角ばった作りで、以前ご紹介致しました「箱車」っぽくてとてもいいのであります。
やっぱうらやましいな、こんな車に乗れるインドの子どもお!
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