「インド」と聞いて連想する動物は?といったら、返って来る答は「象」と「牛」がもっとも多いのではないかと思います。
でもさすがにインドでも象はあまりその辺をウロウロしているということはなく、たまに都市部で象を見かけても、荷物を運んでいたり、見世物(鼻で人の頭をひと撫でして小銭をもらうなど)だったり、とにかくちゃんと人の下で働いているのです。
そこいくとあーた、ホント牛の数は多くて、都市部では農作業もないため、そいつらのほとんどが一日中ぶらぶらしてるんですよ、ええ。
この写真はグジャラート州のアーマダバードの街中で撮ったものですが、商店も建ち並ぶわりと繁華な場所で牛たちが草を食んでいました。まあ街中ですので、その草は自然に生えているものではなく人が与えたものなのですが、はたしてそれがこの牛の飼い主なのかどうかは定かではありません。もしかしたらこの牛たちはただの野良牛で、誰かが「施し」として草を与えているのかもしれませんし、店のすぐ前に牛にいられると邪魔なので少し広いところに草を置いてそちらに誘導したということなのかもしれません。
私も最初にこの光景を見た時は少々驚き、その時のメモ帳に「途中でなにか食べようと思っていたのにまだ店はほとんど開いておらず、掃除をしたり、ウシにエサをやっているのかどかしているのかわからないが、とにかくウシがうじゃうじゃいた」という走り書きがあり、「なにか食べようと思っていた」という書き出しであるにもかかわらず「ウシがうじゃうじゃいた」と締めくくられていて、なにがなんだかよくわからない文章になっていて、それはまあ考えてみたらこのブログの文章も同じで、あれから私はぜんぜん進歩をしていないということなのであります。
で、今回のこのお話しの結論は、
とにかく「ウシがうじゃうじゃいた」ということなのです。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]