日本でもたまに「開かずの踏切」なんてものが話題になったりしますが、インドでもこんな光景を見かけました。
ここはラジャスタン州のビカネールという街です。 旧市街を切り裂くように線路が走っているのですが、その踏切では日々こんなことが行われているのです。すでに遮断機の下りた踏切を渡る人、人、人・・・ 自転車、自転車、自転車・・・ バイク、バイク、バイク・・・
いいのか? そんなことして?
しかも列車が通り過ぎる時でさえ、スキあらば渡ろうという気配漂う少年、少年、少年・・・
おっと、少年はひとりだけでした。
とにかくそんな風に列車の接近を感知して自動で下りる遮断機なんざあ無視して、自分の目視並びに聴覚及び足の裏に感じる列車の振動などを頼りに自己責任で渡る人々の多いこと。
そのため遮断機の前にできた雑踏は、人、自転車、バイクの割合が異様に低いのです。
つまり、遮断機をくぐり抜けて渡れる種類の人たちはさっさと行ってしまうため、踏切で止められるのは主に自動車などに限られるわけで、通常のインドの街中に於けるそれぞれの比率に比べ、四輪車、三輪車の比率がものすごく高いという歪んだ構成になってしまうのです。
もしインドに交通量調査やモータリゼーション化の傾向調査に行かれる方がおられましたら、決して踏切前では調査を行わないようにして頂きたいと思う次第であります。
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