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一はすべての素なのである:ガンディーの切手

         
  • 公開日:2012年3月21日
  • 最終更新日:2022年7月21日

ずらっと並んだこの顔は、そう、非暴力で知られるインド建国の父ガンディーである。なぜまたこれだけのお顔が並んでいるかといえば、これはインドの郵便切手なのである。
でもって額面は100ルピーではなく1ルピーなのである。1の後ろの00は小数点以下、つまり補助通貨を表わしているのである。

しかしまあインドの独立にあれだけ尽力したお方が、なんでまた額面たった1ルピーの少額切手なのだ・・・とも思うが、1ルピーを笑うものは1ルピーに泣くとも言うし(言わないか)、1ルピーを積み上げればすべての料金に対応できるわけだし(貼付枚数の制限があるかもしれないけど)、また少額なればこそこの切手を目にする機会は多いであろうしで、考えようによっては普通の郵便切手の中では一番良い処遇なのかもしれない。

それに何より質素を旨としていたガンディーであるから、インドの最少額切手という立場は本人も納得のところなのかもしれないと思うのである。

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