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2006年4月21日:パインズクラブ通信 第198号

         
  • 公開日:2022年8月12日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

四月も半ばを過ぎ、日差しはいよいよ強くなって参りましたが、ここのところ天候が少し荒れ気味です。
関東地方の昨日は、強い風と大粒の雨のちスカッと快晴!といった空模様。せっかく咲いた庭のチューリップも強い風にあおられ、今朝見たら全員で小首をかしげておりました。

さて、先週のメルマガで「どっこい大作」の話を致しましたところ、いくつかの情報を頂きましたので、今回はそんな情報を交えて進めて行きたいと思うわけですが、考えてみれば私はインド雑貨を扱っているわけなので、やはりそこはインドの話題などを振りまきながらインド好きな人を増やした方が得策ということになりましょう。なにも私は「どっこい大作」の話をして、どっこい大作好きの人を増やすのが目的の「どっこい大作雑貨屋」ではないわけです、どっこいどっこい。
でも、世の中には変な・・・いえ、失敬失敬どっこいどっこい、いろいろな人がいて、今でもどっこい大作を胸に、どっこいがんばって生きている人もいるようなので、どっこい今回も引き続き、どっこい大作の話題をさせて頂くのであります。どっこいどっこい。

では、まずはそんな「どっこい大作」好きのおひとりであります「ほっつき歩きたい男」さんが掲示板に書いてくれたものを、ここに引用させて頂きましょう。

『二階堂老人』の記憶はありませんが,オープニングで大作が『♪どっこ い,どっこい,どっこいぃ~」と歌って(気合を入れて)いる時に,背景は蒸気機関車が煙を『シュッポッポ」と吐き出していたように思うのですが,どうでしょうか?

はい、ありがとうございます。

私もオープニングの歌の時に、蒸気機関車が走るシーンがあったと記憶しております。
この件を含めまして、別の方から更に踏み込んだ内容をメールにて頂いておりますので、今度はそちらをご紹介させて頂きます。
差出人は「TKK」さんです。では、どうぞ。

私の記憶に残る『どっこい像』をお話しします。
まず、『どっこい大作』のオープニングです。
ふんどし一丁の大作が『どっこい、どっこい、どっこい、どっこい…』と相撲の突き押しをするとぽおーっと汽笛が鳴って、D-51が走ってくるのです。
確かどっこい大作を演じていたのは、河童の三平や悪魔くんに出ていた子で、当時は売れっ子だったように記憶しています。

そして、ラーメン太郎を破るラーメンのタレをつくり出すヒントとなったのが『二階堂老人』の一言でした。『煮込み加減も味のうち』(全然違ったかもしれません)。
これにより大作はタレをよーく煮込んで、旨いタレをつくり出したのです。

…それからどうなったかということについては、わかりません。
たぶん私も、途中で『どっこい大作』を見るのをやめてしまったのでしょう。

どうもありがとうございます。

どうやらこれで、オープニングのシーンに蒸気機関車が走っていたのは間違いないようです。
しかもその蒸気機関車は「D-51」だということまで分かりました。
確かに当時(昭和47年頃)は、通称「デゴイチ」と呼ばれていたD-51形蒸気機関車が、子どもたちを中心に大変なブームとなっていました。
ちなみに「D」というのは、機関車の動輪が四つ(片側ですね)のもので、C-62など「C」の付くものは三つのものです。つまりアルファベットの順番が、そのまま動輪の数を示しているのです。じゃあ、カワサキのZ400は動輪が26個あるバイクなのかよ?と言われると困るのですが、蒸気機関車の場合はそうなのです。

とにかく当時蒸気機関車は結構注目の的でありまして、家電メーカーのキャンペーンとして、全体をカラフルな色に塗られた「キドカラー号」という列車が全国行脚の旅をしていたり、デゴイチの形の瓶に入ったウイスキーが売られていたりしたものです。

というわけで、「どっこい大作」のオープニングにデゴイチが登場するのはしごく当然のことだったわけです。
「ほっつき歩きたい男」さん、あなたの記憶は確かなようです。よかったですね。

しかし「TKK」さんは、二階堂老人の示唆するタレ作りのヒントまで覚えていらっしゃるとは驚きです。よほどそのシーンを見たとき、ラーメンが食べたいなあと思われたのでしょう。どことなく「あはれ」を感じます。

それから・・・
なるほど、大作少年役は河童の三平でしたか・・・
確かに私も「同じ人かなあ」とは思っていたのですが。

ここで河童の三平をご存知でない方に、ごく簡単にご説明致しますと、「河童の三平」は、母を捜して旅を続ける少年の話なのですが、毎回惜しいところで母と会えず、ドラマの最後は母の乗った人力車が去っていくシーンだったように記憶しております。なので私は今でも、インドでオートリキシャの後姿を見ると、河童の三平を思い出してしまうのです。

えーと、あとは「悪魔くん」ですか。

悪魔くんは同じ少年だったかなあ・・・

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

悪魔くんは同じ少年だったかなあ・・・

と思っておりましたら、TKKさんからまたメールが来ました。
これは先のメールの内容をメルマガに転載させて頂きたいという、私からのお願いへの返信という形でした。

そこには今回の情報の訂正や追加がありましたので、そいつも少しご紹介させて頂きます。

隊長がメルマガに引用する(かもしれない)と言うので、心配になって『どっこい大作』をインターネットで調べてみました。

あんまり、確実な記録がありませんねぇ。
どれも、曖昧な記憶で確かなものがありません。
しかもたいていの人は、ドラマを途中で投げ出してしまい最後まで見ていないようです。
当然、二階堂老人のアドバイスを裏付ける記事もありませんでした。
さらに、田力大作役の俳優さんは、「河童の三平」や「悪魔くん」ではなく「河童の三平」や「仮面の忍者・赤影」でした。

ありがとうございます。

そうでしたか。やはり悪魔くんは違う子でしたか。
私の記憶では、悪魔くんはのちにジャイアント・ロボに出ていた少年(確かその役名も「大作少年」だったような・・・)に成長あそばされたのではないかと思うのですが、そこんとこはどうなんでしょうか。

あー、いろいろな少年が登場して混乱しそうですが、とにかくどっこい大作の方の大作少年は、仮面の忍者赤影に出てきた少年忍者の青影なんですね。

それにしてもみんなして「どっこい大作」を途中で放棄してしまうなんて、実に情けない。ぶつぶつぶつ・・・
裏で何かおもしろい番組でもやってたのでしょうか。

さらにTKKさんは、大作少年役の俳優さんについて調べてくれました。

田力大作こと金子吉延のオフィシャルサイトを見つけました。
このページを見ると、書いてあるのはせいぜい「仮面の忍者・赤影」のことだけ。
『どっこい大作』については、ほとんど触れられていません。(実際、あまり詳しくは見ていないのですが…)
そんな金子吉延も50歳になっていました。

そんなわけで、わたしの「どっこい記憶」は裏付けもとれず、かなりいい加減だったということをお伝えしておきます。

いえいえどっこいどっこい、いい加減だなんてどっこいどっこい、そんなことはどっこいどっこいございません。すごく参考になります。どっこいどっこい。

というわけで、私もその金子吉延氏のHPを拝見させて頂きました。

プロフィールのページには、かなり老けてしまったものの、確かにあの少年忍者・青影の面影を残す氏のお姿があり。しかも決めゼリフの「だいじょーぶ」と言いながら親指を鼻の穴に突っ込み、それを軸として180度の手のひら展開を見せるというお得意のポーズを披露されているではありませんか。

ああっ、確かにこのお人じゃ。
お懐かしや。

そんなプロフィールページには、出演作品の数々が紹介されていましたので上から順番に見て行きました。

どれどれ・・・「どっこい大作」は・・・

あー、あったあった。

えーっ、1973年1月から1974年3月の放映だったんだあ。

私の記憶の昭和47年(1972年)という間違いはこの際置いといて、しかしそんなに長いこと続いてたんだ・・・いったい誰が見ていたんだろう・・・
あっ、失礼失礼どっこいどっこい。

私もこのHPはまだ覗き見程度にしか見ていないのですが、確かに「どっこい大作」についてはあまり書かれていないようです。

でも、そんな氏の出演作品リストを見ておりましたら、2002年に制作された国士舘大学の学校紹介ビデオに、こんな役名で出演されておりました。

「二階堂大作」

やったあ!

かつて数々の職場でつらい修行を積み、どっこいどっこいとがんばっていた少年は、いつしか二階堂老人の後継となり、今度は後進の若者の育成に力をそそぐ立場になっていたのであります。

ぜひともそんな成長した「どっこい大作」が出演するビデオを見てみたいと、国士舘大学関係者に切にお願いする次第であります。どっこいどっこい。

そんなわけで今週も「どっこい大作」まみれの内容でした。

どっこい大作よりインドの話なんかを期待されている方には大変申し訳なく存じますが、インドの話はインド仕入れの時にでもたっぷりさせて頂きますので、ここはひとつどっこいどっこいと突き押しなど決め、何卒ご辛抱頂きたいと思う次第でございます。どっこいどっこい。

では、今週はこの辺で失礼致します。

また来週!

どっこい!

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