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インド:知れば知るほど欲しくなってしまいます・インドのオートリキシャ

         
  • 公開日:2007年5月1日
  • 最終更新日:2022年6月25日

興味のない方には「な~んだ、またオートリキシャの話かよ」と言われてしまうかもしれませんが、またまたオートリキシャの話なのです。

今までインド各地のオートリキシャの違いなどをご説明して参りましたが、今回は少し踏み込みまして、オートリキシャのコックピット(と言うほどのものではないんですが)とその運転方法を解説致します。

これはデリーで走っているCNG仕様のオートリキシャです。
運転手のモデルは私です。
ちなみにこの腕時計は自分で買った中では一番高いもので1万円もしました。でももう13年以上使っていますので、一年分770円の計算になります。あっ、はい、オートリキシャの説明でしたね。

ご覧の様にオートリキシャのハンドルはバイクのものとよく似ています。そしてハンドル右側のグリップがアクセル、左側のレバーがクラッチになっているのもバイクと同じです。
しかし、ギアチェンジの仕組みが通常のバイクとは大きく異なります。
オートリキシャでは、ハンドル左側のグリップでギアチェンジをするのです。
つまり、左手はクラッチ操作をするとともにギアチェンジもするわけですね。

ギアチェンジの方法は至って簡単です。 ただグリップを前方に回すだけです。

まず、クラッチを握ったら、そのままの状態で手首を前に回す・・・と、ローギアに入りました。
同じようにしてさらにグリップを回すと、はい、セカンドギアですね。

そんな風に手首をどんどん前に回して行くのですが、クラッチレバーもグリップと一緒に回ってしまうものですから、どうしてもそのレバーを握るために手首は無理な体勢を余儀なくされます。
ただ不幸中の幸いは、オートリキシャのギアはせいぜい四速くらいまでしかないということです。
これが六速も七速もあったら運転手の手首は異様に捻じ曲がり、痛みで運転どころではなくなってしまうでしょう。

ブレーキは足元のペダルです。ハンドル部分にはありません。
それからエンジンは運転席左側のレバーを引き上げることでかけますが、最近はセルモーター搭載のものも増えています。

また、ハンドル中央にはスピードメーターがありますが、壊れていることが多いです。
さらにその右側にはウインカーの裏側が見えていますが、インドの電力事情はオートリキシャに於いても非常に悪く、あまり元気に点滅しません。仮に点滅したとしても、インドの強烈な太陽の下ではあまりよく見えません。なので運転手はもっぱら手信号を使っているのです。

あとオートリキシャのコックピットには、たいていボロ布が置いてあります。
たぶん窓を拭いたり汗をぬぐったりするためのものでしょう。とにかくそんな布が必ずと言っていいほど乗っかっています。

以上、オートリキシャのコックピット周りと、その運転方法を簡単にご説明させて頂きました。

あー、こうして説明していると、あらためてオートリキシャが欲しくなって来ました。
誰か古いのでいいから私にください。

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