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涼しいというか、肝を冷やしてしまうぞ:インドの就寝風景

         
  • 公開日:2012年5月18日
  • 最終更新日:2022年7月22日

インドの夏は気温が40℃を軽く超え、夜になってももわっと暑いまんまでとても寝苦しい。
特にレンガ造りの家では、日中の強烈な太陽熱を屋根や壁のレンガが蓄えてしまうため、外の方が過ごしやすかったりする。

なので酷暑期には、チャールパイと呼ばれるベッドを庭や屋上に出して寝るという風景をよく見かける。

しかし、だからといってこれはさすがにやり過ぎではないだろうか。これは南インド、トリチーのホテルから見下ろした隣の酒屋の屋根である。
この酒屋は店頭で酒を売るだけでなく、日が暮れると店舗裏にある半屋外のスペースで酒を飲ませる。まあ大衆酒場といった感じなのだが、毎晩夜遅くまでなかなか賑やかなのだ。

で、屋根の上で寝ているのはおそらく酒屋の従業員と思われる。深夜までの仕事なので、朝はゆっくり寝ているのだろう。

しかし寝ている場所が二階建ての独立家屋(たぶん酒屋の倉庫)の屋根の上なのである。この写真ではその高さと危険度が判りづらいかもしれないが、格子状の窓は二階部分の窓であり、屋根の四方は当然手すりなどない。そもそも人が登る場所じゃないのである。

とにかくこの光景は、見ているこちらの背筋が寒くなる。なにしろ寝相の悪い人ならまず間違いなく転落するはず・・・

ん?

あらら、空の寝床があるなあ・・・

まさか眠りに落ちて屋根からも落ちたのか?

インドの伝統工芸細密画