開業10年目を迎えたデリーメトロ。
開業間もない頃は営業区間も限られていたということもあり、いつも車内は空いていたものだが、今では路線も充実して、すっかりデリー市民の足として活躍している。なにしろデリーの道は年々渋滞がひどくなっているし、タクシーやオートリキシャは料金交渉が面倒だし、いつでもすぐに乗れるというわけではないしで、「安い」「早い」「便利」の三拍子が揃ったメトロに客が流れるのは当然というものである。
しかしラッシュアワーの混雑ぶりはひどいもので、市内中心地にある乗換駅ラジブチョウク駅などでは一度では乗れないこともあり、その上インド人から「こんな混雑する時間帯に外国人が乗るのは無理だ!」なんてことまで言われる始末なのだ。
まったく開業当初に自動改札機を前にして、入り方がわからないインド人たちが右往左往していたのがウソのようである。
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