初めにお断りしておきますが、私はあまり料理に対して探究心というものがありません。並んで食べる名店(または名物店)より、すぐに食べられるふつーの店を好みます。
なので味の評価につきましては、「うまい」「まずい」くらいしか表現できないということを申し上げ、本題に入る次第であります。
前回の記事に「カリム」というレストランがちらりと出て来たのですが、今回はそこのお話しです。
カリムは知る人ぞ知る、というか、今やガイドブックなどにも登場し、観光客もたくさん訪れるお店です。
場所はオールドデリー、ジャマーマスジットの向かって左方向です。
ごちゃごちゃした通りからさらに細い路地のような所へ入って行くと、クランク状の路地が中庭風になった場所があり、そこに正式名称”KARIM HOTELS”はあります。
注:「ホテル」と言っても泊まれるわけではありません。インドでは往々にして食堂が「ホテル」と名乗っているのです。
とにかくそんなダウンタウンにあるレストランなのです。そのためか、このシシカバブを焼いてる人もダウンタウンの松ちゃんみたいな顔をしていました。
さて、このレストランがこんな立地であるにもかかわらずたくさんのお客さんを呼ぶというのは、料理がおいしいからに他なりません。なんでもここは、かのムガール帝国の味を引き継いでいるとのことなのです。
そんなカリムのお奨めは、なんといっても「バターチキン」です。
でも、バターチキンといっても、チキンにバターを塗ったものでも、バターにチキンを塗ったものでもありません。早い話がチキンカレーなのです。
これです、これ。では実際味の方はと申しますと、・・・これが「うまい!」なのです。
一方私のお奨めするのは、この写真の右上の茶色いやつなのですが、名前を「カライ・ゴーシ」と言いまして、その名の通り辛い料理です。
「ゴーシ」とはヤギのこと(もしかしたら羊かも)で、決してセロを弾く人ではありませんのでご安心下さい。
このカライ・ゴーシの味はと言いますと・・・これも「うまい!」のです。
ついでにこの写真に写っているほかの料理をご説明致しますと、右下が「シャミ・カバブ」というもので、ドライなハンバーグみたいなものです。味の方は「うまい!」です。
で、あとはタマネギのスライスとニンブーと呼ばれる小ぶりのレモン、左端にちらっと見えるのがナンということになります。
値段の方もなかなかお手ごろで、バターチキンのハーフサイズ(写真のもの)が160ルピー、フルサイズが280ルピー、カライ・ゴーシのハーフサイズ(写真のもの)が65ルピー、フルサイズが125ルピー、シャミカバブがひとつ20ルピーといったところです。
注:価格は約2年前のものです。1ルピーは約3円として換算してみて下さい。
それでは最後に、私のこのレストランに対する評価を発表させて頂きます。
「うまい!」
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