これはインドでよく見かけるジュースの搾り器です。
皮をむいたフルーツを上にあるお椀型の投入口に突っ込みまして、ハンドルを回しますってえと、中のスクリューが回転してフルーツを奥へ引き込みながら搾り上げ、果汁は手前から滴り落ち、カスは向こう側からうにゅにゅと出て来るという仕組みです。
で、今回はそんなジュースの搾り器の構造のお話ではなく、その搾りカスの行方なのです。
ほら、この写真をよく見て下さい。搾り器のハンドルの下からなにやら茶色い顔が見えると思うのですが・・・そうです、ヤギです。ヤギがオレンジの搾りカスを食べてるのです。
一方こちらはウシですが、ウシが食べているのはサトウキビの搾りカスです。サトウキビのジュース屋もインドではとてもポピュラーで、何本かのサトウキビをローラー式の圧搾器で搾っている光景をよく見かけます。
でまあ、この店ではその搾りカスが麻の袋に溜まるようにしてありまして、それがそのままウシのエサ袋になっているというわけなのです。
この他にも、野菜市場などで路上に散らかった野菜クズをウシやヤギが食べたり、その辺にぽいぽい捨てられた露店の葉っぱのお皿なども、やはりウシやヤギが食べるのできれいに片付いてしまったりするのです。ウシやヤギだってそれでお腹が満たされるわけですので、まったく一石二鳥だったらありゃしません。
あ~、うちの犬も生ごみだけで飼えたらいいのになあ。
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